青森市で8月2日、青森ねぶた祭が開幕した。7日までの期間中、最も多い日で23台の大型ねぶたが出陣。市中心部の約3kmのコースをおよそ2時間かけて練り歩く。
初日の2日は午後7時、ねぶたの運行開始を伝える花火が打ち上げられた。これを機に、子どもねぶたや担ぎねぶたに続いて、大型ねぶたが登場。すると祭りは最高潮に達し、見物客から歓声が湧き上がった。
笛や太鼓、手振りの鉦(かね)による囃子(はやし)とともに、一般も参加する跳人(はねと)らによる”ラッセラー”、”ラッセラー”の掛け声が響き渡り、同日は大型ねぶた16台が市中心部を練り歩いた。
奈良・富雄丸山古墳の製作年代異なる鏡3枚を公開
4世紀後半に築造されたとされる奈良市の富雄丸山古墳の棺の中から昨年見つかった、異なる時代に製作されたとみられる3枚の鏡の一般公開が、8月1日から奈良県立橿原考古学研究所の付属博物館で始まった。一般公開は17日まで。
これらの鏡はいずれも直径20cmほどの青銅製の大型の鏡。このうち最も古いものは、紀元前後に中国でつくられたと推定される「き龍文鏡」で、龍や虎を表す文様が施されている。最も新しいものは3世紀中頃につくられたと推定される「三角縁神獣鏡」と呼ばれる鏡で、縁の部分が三角形で神や想像上の獣の文様が施されている。
これらは、古代の日本と中国の交流や関係を解き明かす重要な資料になると期待されており、初日の会場は多くの人でにぎわっていた。