奈良 世界遺産 金峯山寺の国宝・仁王門の解体修理で起工式

奈良県吉野町の金峯山寺(きんぷせんじ)の国宝・仁王門の本格的な解体修理が、6月から始まるのを前に5月23日、起工式が行われた。
世界遺産、金峯山寺の仁王門はおよそ700年前の南北朝時代に建立された屋根や柱などの痛みが激しくなっていた。
金峯山寺では、仁王門の中に安置されている国の重要文化財の「木造金剛力士像」を運び出すなど準備を進めていた。式は寺や町の関係者30人余りが参列して行われた。弓矢剣を使ったお祓いの儀式の後、寺の五條良知管長が祈願文を読み上げ、工事が無事に行われるように祈った。
今回の仁王門の解体修理はおよそ70年ぶりで、7年後の令和10年度に完了する予定。

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