関西空港を拠点とするLCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションの今年3月までの1年間の決算は、売り上げにあたる営業収入は前年より69%減少して219億500万円となり、最終的な損益が過去最大となる295億500万円の赤字だった。
新型コロナの影響で利用客が激減したため。決算が赤字となるのは3年連続で、2011年の設立以来最大。航空需要の大幅な減少に伴い運休・減便は長期にわたっており、6月だけでも国内線のおよそ65%が減便となっている。
ただ、7月以降はこうした局面打開へ動く。同社は7月1日に関西と北海道・女満別を結ぶ便を新しく就航させるなど積極的な路線拡大で利用回復を言う流したい考えで、7、8月の予約率は回復傾向にあるという。