東大寺・大仏 お盆前に恒例の”お身拭い”
奈良・東大寺で8月7日、大仏にたまったほこりを落とす恒例の”お身拭い”が行われた。お盆前の毎年8月7日に行われるお身拭いは、午前7時から大仏殿で大仏の魂を抜くための法要が行われた。
その後、白い装束を身に着けた僧侶らおよそ180人が高さおよそ15㍍ある大仏の顔や、手のひらの上にのぼり、ほうきやはたきを使って、たまったほこりを丁寧に払い落としていた。顔や肩の部分は天井から吊るしたかごに乗り込んだ人たちが作業にあたり、ほこりが舞い上がっていた。
京都・祇園祭 後祭で10の山・鉾が巡行
京都の夏を彩る祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾巡行が7月24日、京都市中心部で行われた。
後祭の山鉾巡行は、その数は山鉾合わせ10基で、17日に行われた前祭の際の23基と比べると半分以下だが、豪華に飾り付けられた山・鉾が”コンチキチン”の祇園囃子の音色が響く中、ゆっくりと都大路を進むさまは、遠目には17日の再現ビデオを見ているような気分になる。
そして、大きいものでは10㌧もの重量を超える山や鉾が交差点で、車輪の下に竹を敷いて豪快に90度方向を変える「辻回し」を披露すると、沿道で見守る人たちから大きな拍手や歓声があがるさまも前祭と変わらない。
京都市は11日連続で猛暑日となっており、気象台の観測からは8月初めまで異常な暑い日は続きそうだが、京都の夏恒例の熱い大イベントは終わりを告げた。