日本政府は3月27日、火災で正殿などが焼失した沖縄県那覇市の首里城の復元に向けた関係閣僚会議を首相官邸で開き、2022年に本体工事に着手して、2026年までの復元を目指す工程表を決定した。防火対策を徹底して、正殿の復元にはヒノキ科の無垢材を使う。
55年前発見の恐竜化石は新種 学名に「下関」の名
滋賀県草津・黒土遺跡で日本最古級で最大規模の工房跡出土
滋賀県草津市は3月11日、飛鳥時代~室町時代の集落や官道跡が残る「黒土遺跡」(所在地:草津市南笠町)で、日本最古級の工房跡が出土したと発表した。同市は、飛鳥時代末期の大型の鍋や釜を鋳造していた鋳込み土坑や、炉内に風を送る羽口など、これまで発見されている同時期の遺跡の中では最大規模の、全国的にも珍しい遺構が見つかったとしている。
今回出土したのは深さ30cm~1m程度で円形に彫り込まれた土坑4基。土坑は金属製品の鋳込みや廃棄場所として使われたとみられる。このうち一つの土坑には、鍋や釜の鋳型の最下部とみられる直径1.4mの輪形の土塊が残っていた。子の鋳型で作る鍋や釜は口径1.15m以上で、鉄製の大型のものだったとみられている。