中部電力(本社:名古屋市東区)は9月28日、ベトナムで水力発電や太陽光発電を手掛ける民間電力会社「ビテクスコパワー」(所在地:ハノイ市)に出資すると発表した。今秋中にも株式の20%を取得する。投資額は数百億円規模。中部電力は新たな収益源として海外投資を拡大しており、東南アジアなどでの事業展開に向け足掛かりとしたい考え。
ビテクスコパワーは、ベトナム国内で水力発電所21カ所、太陽光発電所1カ所を運営・管理する再生可能エネルギー発電会社。
塩野義 コロナ治療の飲み薬 第2段階の治験へ ニーズ大
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月28日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について国内で第2段階の治験に入ったと発表した。対象は軽症や無症状の感染者で、ホテルなどの宿泊療養者も含む。投与しやすい飲み薬のニーズは大きい。今回の治験で有効性と安全性を確かめ、早期の承認申請を目指す。
同社の飲み薬はウイルスの増殖に必要な酵素の働きを妨げる。感染初期に服用し、重症化の防止と発熱やせきなどの症状改善を狙う。1日1回の服用を5日間続ける。7月に始めた第1段階の治験では、国内の20歳以上55歳以下の健康な成人75人を対象に投与。安全性に大きな問題は認められなかったという。
第2段階の治験では、軽症者の症状回復までの時間や無症状者の発症割合などをみて有効性を評価する。医師や看護師を派遣して、宿泊療養者も対象とする。年内に国内で100万人分の生産体制を確保するとしている。
エーザイとバイオジェン 米で認知症薬候補の承認手続き開始
エーザイと米バイオジェンは9月28日、アルツハイマー型認知症新薬候補「レカネマブ」について、米FDA(食品医薬品局)へ製造販売の承認申請を開始したと発表した。6月下旬に審査を優先する「画期的医薬品」に指定されており、従来計画から前倒しで申請手続きを始めた。
レカネマブは軽度のアルツハイマー病や軽度認知障害(MCI)を対象とする新薬候補。病気の原因物質とされ脳内に蓄積されるたんぱく質「アミロイドベータ」を減少させる効果を狙う。6月にFDAが条件付きで承認したアルツハイマー病新薬「アデュヘルム」に次いで2つ目の候補物質となる。
8月の外食売上高9%減 酒類制限響き5カ月ぶり前年下回る
日本フードサービス協会(本部所在地:東京都港区)のまとめによると、8月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比9%減だった。前年実績を下回るのは5カ月ぶりで、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年8月比では24%減となった。変異ウイルス「デルタ株」のまん延による営業時間の短縮要請や酒類の提供中止が大きく響いた。8月の客数は前年同月比8%減、客単価は1%減だった。
業態別では夜の酒類提供を営業主体とする「パブ・居酒屋」は前年同月比69%減と3カ月連続で前年実績を下回った。2019年8月比で89%減と厳しい状況が続いている。ファミリーレストランも外食自粛の動きにより、前年同月比で21%減と7月(同7%減)からさらに減少幅が拡大した。これに対し、ファストフードは持ち帰りや宅配需要が堅調で、前年同月比1%増と6カ月連続でプラスで推移している。
丸紅 英eVTOL「空飛ぶクルマ」200機予約 VA社と業務提携
丸紅と子会社の丸紅エアロスペースは9月24日、「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL(電動垂直離着陸)機の開発を進める英バーティカルエアロスペース(Vertical Aerospace、以下、VA社)とエアモビリティ分野の新規事業創出を目的とした業務提携契約を締結したと発表した。
これに基づき、日本での市場調査や事業参画検討を共同で進める。VA社によると、丸紅から最大200機の予約を条件付きで獲得したという。VA社は英国政府から支援を受け、EASA(欧州航空安全庁)などとの連携や他国企業との提携により、eVTOLの開発を進めている。
トヨタ 100億円投じたフィリピン車両物流センター稼働
トヨタ自動車は9月24日、フィリピンの現地法人、フィリピントヨタ自動車(TMP)が100億円を投じてマニラ首都圏近郊のバタンガス州で建設を進めていた車両物流センターが完成し、同日から正式に稼働したと発表した。内陸部にある生産工場から、より港に近い場所に施設を設けることで利便性を高め、輸入車の検査などを効率化するのが狙い。NNA ASIAが報じた。