和歌山・広川町で「稲むらの火祭り」4年ぶり通常開催 2023年10月23日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 和歌山県広川町で10月21日、4年ぶりに「稲むらの火祭り」が通常開催された。同日午後6時ごろから町民ら約500人がたいまつを手に、高台の神社まで約2kmを歩いた。そして、鳥居前に積み上げた稲わらに火が付けられると、大きな炎となり、拍手と歓声が起こった。 稲むらの火祭りは、江戸時代、安政南海地震(1854年)の際、大津波から逃れるため闇夜の中、収穫したばかりの稲わらに火を付けて、村人を高台に導いた実業家、濱口梧陵の故事を再現するもの。
インド 2040年までに有人月面探査機を打ち上げ 宇宙開発加速 2023年10月20日つなぐ, アジア-社会, 歴史くらぶfujishima インド政府は10月17日、2040年までに有人月面探査機を打ち上げ、月に宇宙飛行士を送り込むことを目指すと発表した。モディ首相はインド宇宙研究機関(ISRO)などとの会合に出席し、2035年までに宇宙ステーションを建設することも指示した。インドは8月、世界で初めて月の南極付近に無人探査機を着陸させることに成功している。
三重・明和町で「斎王」の奈良時代の宮殿跡見つかる 2023年10月17日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 三重県は10月13日、国史跡「斎宮跡」で、都から派遣された斎王が暮らした宮殿とみられる建物跡が見つかったと発表した。建物は東西17m、南北15mあり、面積は約255㎡(畳約160畳敷き)。斎宮跡でこれまで見つかった建物としては過去最大。2つの建物をつなぎ、廂(ひさし)を大きく取った珍しい構造。 斎王は、天皇に代わり伊勢神宮に仕えるため、天皇が代わるごとに未婚の皇族女性の中から選ばれ、都から伊勢に派遣されていた。奈良時代から鎌倉時代末期の1330年ごろまでおよそ660年間続いたとされる。 発掘現場は保存のために11月には埋め戻される予定で、10月21日に一般向けに現地説明会が開かれる。
奈良・東大寺で良弁僧正の1250回忌 盛大に「御遠忌」法要 2023年10月16日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 奈良市の東大寺で10月14日、同寺の創建に尽力した初代別当、良弁僧正(ろうべんそうじょう)の1250回忌で、50年に一度行われる「御遠忌(ごおんき)」と呼ばれる盛大な法要が営まれた。 法要は国宝大仏殿の前で行われ、橋村公英別当らおよそ30人の僧侶がお経を唱え、良弁僧正の遺徳をしのんだ。途中、大仏殿の屋根から蓮(はす)の花をかたどった「散華(さんげ)」という色とりどりの紙が蒔かれると、大仏殿一帯が華やかな雰囲気に包まれた。また、特別に設けられた舞台では舞楽も奉納され法要に参列したおよそ600人の関係者は厳かな舞に見入っていた。法要は15、16日も営まれる。
奈良・纒向遺跡で世界最古のチャバネゴキブリの化石発見 2023年10月15日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 奈良女子大学や大阪市立自然史博物館は、邪馬台国の有力候補地としても知られる奈良県の纒向遺跡(所在地:奈良県桜井市)から世界最古となるチャバネゴキブリの化石を発見した。3世紀後半の古墳時代前期の大きな穴から見つかった。 チャバネゴキブリは、世界的に害虫として知られるゴキブリ。これまでアフリカ原産でギリシア人などの船に紛れ込んで、地中海から欧州に、さらに北米へと生息域が広がっていったと考えられていた。日本には江戸時代に入ってきたと推測されていた。だが、今回の化石の発見により、実際には古墳時代にすでに生息し、同時代の人々も悩まされてきた可能性がある。
NASA 小惑星ベンヌに炭素・水, 試料公開「生命の起源」解明に期待 2023年10月13日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 米航空宇宙局(NASA)は10月11日、無人探査機オシリス・レックスが小惑星ベンヌから回収した試料の調査結果を発表した。初期分析によると、ベンヌの試料には、有機物の形成に必要不可欠な炭素のほか、水も確認された。これにより、NASAは試料に「生命の原材料」が含まれていたと報告した。 NASAは今後、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)やカナダ宇宙庁(CSA)の研究者などとも協力し、試料のさらなる分析を進めるとしている。