大阪・造幣局で8/7 大阪・関西万博記念貨幣の打ち初め式

大阪市北区の造幣局で8月7日、2025年大阪・関西万博の記念貨幣の打ち初め式が行われた。同打ち初め式には大阪府の吉村知事や博覧会協会の石毛事務総長などが出席した。この記念貨幣は5万枚が製造され、消費税や送料込みで1万3,800円で販売される。申込みは造幣局が8日から28日まで受け付ける。
製造が始まった記念貨幣は額面が1,000円の銀貨で、表面には大阪・関西万博の公式ロゴマークと、人工島・夢洲の会場がカラーで描かれている。裏面に描かれたロゴマークには、細かい溝が刻まれた加工が施されていて、光が当たると反射して虹色に輝いて見えるようになっている。

奈良・東大寺で恒例の大仏「お身拭い」 本来の輝き取り戻す

奈良市の東大寺で8月7日、本尊の国宝、盧舎那仏(るしゃなぶつ、大仏)のほこりを払う「お身拭い(おみぬぐい)」があった。夏の恒例行事で、1年分のほこりが払われて、本来の輝きを取り戻した。大仏の魂を抜く法要や読経の後、白装束にわら草履姿の僧侶ら関係者約170人が参加。天井から吊るしたゴンドラを使い、はたきを掛けて高さ15mの大仏のほこりを丁寧に払い落としていた。

ロシア・シベリア永久凍土の線虫が4万年の眠りから覚醒, 繁殖

ロシア・シベリアの永久凍土から掘り出された細長い生物、線虫の一種が凍った状態から融けたところ再び動き出した。ロシアやドイツの研究チームが7月27日、研究成果として米国の科学雑誌『プロス・ジェネティックス』に発表したもの。同研究チームは休眠状態となる生物としては最長の、4万年以上の間、休眠した状態で生き延びたのではないかと分析している。
この生物はおよそ4万6,000年もの間「クリプトビオシス」と呼ばれる休眠状態だったとみられることが分かったという。研究チームによると、動き出した線虫の一種は繁殖を繰り返し、数千匹に増え、DNAの解析から新種ということも判明している。

大阪・天神祭 100隻の船渡御, 3,000発の奉納花火が4年ぶり復活

大阪天満宮(所在地:大阪市北区)の天神祭は本宮の7月25日、祭りのクライマックス、新型コロナウイルス禍で見送られていた「船渡御(ふなとぎょ)」や奉納花火が4年ぶりに再開、復活した。午後6時ごろから市内中心部を流れる大川を約100隻の船が行き交う伝統の神事、船渡御が営まれたほか、約3,000発の多彩な奉納花火が川面を照らし、夜空を彩った。

夏本番へ大阪・天神祭始まる 宵宮に堂島川で「鉾流神事」

大阪に夏本番を告げる大阪天満宮(所在地:大阪市北区)の天神祭が7月24日、始まった。宵宮の同日は、市内中心部を流れる堂島川に白木の神鉾(かみほこ)を流す「鉾流(ほこながし)神事」が行われた。
天神祭の始まりは951年。鉾流神事で川に流した鉾が漂着したところに御神霊が休憩する斎場を設け、そこに御神霊を送り届けたことが船渡御(ふなとぎょ)の始まりという。