東日本大震災からの復興を願い、東北6県を代表する夏祭りが集結する第5回「東北絆まつり」が5月28日、秋田市で開幕した。29日まで。航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が秋田市上空を飛行し、大勢の来場者で賑わった。
夜には新型コロナウイルスの影響で過去2年、中止していたパレードも3年ぶりに復活した。パレードは午後6時すぎに地元・秋田の竿燈(かんとう)まつりでスタート。次いで、盛岡のさんさ踊りなど6つの祭りの出演者らが会場の陸上競技場を練り歩いた。メイン会場では秋田の郷土芸能が披露された。
東北絆まつりは2016年まで開かれた「東北6魂祭」の後継行事として、2017年から6県が持ち回りで開催。
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京・阪・奈結ぶ近鉄の観光特急「あおによし」運行開始
奈良、大阪、京都を結ぶ近鉄の新たな観光特急「あおによし」の運行が4月29日から始まり、記念セレモニーが近鉄奈良駅で行われた。雅楽が演奏され、天平時代の衣装に身を包んだ人たちなどが出迎える中、大阪難波駅を出発した第1便が午前10時すぎに到着した。
奈良の枕ことばにちなんで名付けられた「あおによし」は2021年2月に引退した特急の車両を改造したもので、4両編成の列車にゆったりと寛(くつ)げるように84の座席が配置されている。車内の壁や天井などに、天平文様があしらわれるなど、奈良を感じさせるデザインが特徴。
「あおによし」は奈良、大阪、京都の間で1日6便運行されるが、近鉄によると5月5日まで全列車の座席が予約で満席だという。