三井住友建設 タイのDEXTRAと共同で国際規格評価認定取得

三井住友建設(本社:東京都中央区)は10月13日、機械式継手を製造・販売するタイのDEXTRA(所在地:タイ・バンコク)と共同で、プレキャスト部材接合部に用いる鉄筋継手システム(モルタル充填式機械式継手)で国際規格評価認定を取得したと発表した。これにより、海外の耐震設計を必要とする地域におけるSQRIM工法の適用時に、設計者による機械式継手の性能保証が不要となり、同工法の海外での適用が容易になる。

商船三井とソフトバンク 海上で高速通信サービス提供へ

商船三井とソフトバンクおよびe5ラボは10月14日、ソフトバンクと協業を進めるOneWeb Ltd.(本社:英国・ロンドン、ワンウェブ)が提供する、海上での高速衛星通信サービスの提供に向けた検討を始めたと発表した。長期の航海で業務に携わる船員がインターネットで動画をみたり、家族とビデオ電話で話したりできる環境の構築を目指す。客船利用者へのサービス提供も検討する。

デンカ 上海に地域戦略拠点 中国事業拡大とガバナンス強化

総合化学メーカー、デンカ(本社:東京都中央区)は10月13日、中国・上海市に地域戦略拠点として「電化(上海)管理有限公司」を設立したと発表した。9月29日付。上海代表処および上海市内の営業拠点2社の業務を移管した。グループ会社の管理運営体制を構築することで、中国事業拡大とガバナンス強化を図る。
今回設立した新会社を中国市場のリージョナルヘッドクォーターと位置付け、同社の重点3分野の環境・エネルギー・ヘルスケア、高付加価値インフラ を中心に事業展開を加速していく。

台湾TSMC 7~9月の売上高・純利益が過去最高を更新

世界最大手の半導体生産受託会社、台湾積体電路製造(TSMC)は10月14日、2021年7~9月期の売上高が前年同期比16%増の4,146億台湾ドル(約1兆6,750億円)になったと発表した。純利益は14%増の1,562億台湾ドルだった。売上高、純利益ともに四半期ベースで過去最高を更新した。コロナ禍からの経済活動の再開で半導体の需要が一段と膨らみ、利益を大きく押し上げた。

三菱地所 シンガポール業者と中国・杭州で大規模オフィス稼働

三菱地所(本店:東京都千代田区)10月14日、中国で開発実績が豊富なシンガポール屈指の大手デベロッパーCapitaLandと共同で、2019年より浙江省杭州市で大規模オフィス開発事業「Singapore-Hangzhou Sciennce & Technology Park 3期」を進めてきたが、このほど同プロジェクトによる街区名称を「ALPHA PARK」に決定、2021年9月30日より稼働を開始したと発表した。
同プロジェクト(所在地:杭州市下沙エリア)は地上23階・地下1階建て、4棟からなる総延床面積23万㎡超の大規模開発物件で、総事業費は約230億円超。約1万7,000人の就業者を見込んでいる。杭州市は浙江省の省都であり、中国の国内総生産(GDP)の23.5%を占める長江デルタ地域の中核都市の一つ。