和歌山県の高野山で6月15日、弘法大師・空海の生誕1,250年を祝う法要「降誕会(ごうたんえ)」が、金剛峯寺の大師教会で営まれた。僧侶らおよそ100人がお経を唱え、全国各地から訪れた信者や観光客が弘法大師の稚児像に甘茶をかけて誕生を祝っていた。
このあと参道では、空海が生まれたとされる同日の、毎年恒例の「青葉まつり」が行われた。弘法大師の木像を乗せた御堂をひく「花御堂渡御」が行われ、雨が降る中、地元の小学生や僧侶らおよそ400人が練り歩いた。
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24年の大河ドラマの主人公・紫式部ゆかりの3市が連携協定
2024年のNHKの大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部にゆかりのある福井県越前市、滋賀県大津市、京都府宇治市の3市が6月10日、情報発信やプロモーションなどを共同で行う連携協定を結んだ。3市の市長はは同日、平安貴族の衣装を身にまとって、越前市の紫式部公園で締結式に臨んだ。協定には本放送に合わせ、それぞれの市が持つ歴史や文化を活用し、観光客の誘致に向けた情報発信に連携して取り組むことが盛り込まれている。
越前市は紫式部が1年余暮らしたとされる。大津市には『源氏物語』の構想を練ったとされる石山寺がある。宇治市は物語の舞台の一つになっている。
大河ドラマ「光る君へ」は、貴族文化が花開いた平安時代を舞台に、当時最大の権力者、藤原道長を頂点とする天皇家や摂関政治を通した社会背景のもと、『源氏物語』の作者として知られる紫式部の人生を描く内容で、5月から撮影が始まっている。