石川・輪島市で4mの隆起確認「数千年に1回の現象」 2024年1月16日つなぐ, アジア-社会, 歴史くらぶfujishima 産業技術総合研究所などの専門家の現地調査によると、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市では防潮堤や海沿いの岩礁がおよそ4m隆起したことが確認された。能登半島の北側では、過去に大規模な地震が繰り返してできたとみられる階段状の地形があり、地盤の隆起があったことは間違いないが、専門家は今回の地震による「4mもの隆起は滅多にないことで、数千年に1回の現象だ」と指摘している。
京都 豊臣秀吉の「聚楽第」跡地で西外堀の遺構?発見 2024年1月14日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 京都市文化財保護課は1月9日、安土桃山時代、豊臣秀吉の公邸だった「聚楽第」跡地(所在地:京都市上京区)で、西側の外堀とみられる遺構が見つかったと発表した。市が2023年9月から発掘調査した結果、幅約12m、深さ約3mの南北方向の堀状遺構が発見された。断面の主な形状は緩やかなU字状だった。聚楽第と同時期と推定される金箔瓦や平瓦も見つかった。これまで西外堀の存在は文献や絵画で確認されておらず、今後の調査で実態が明らかになるとみられる。 1586年に造営が始まった聚楽第は政務のほか、後陽成天皇や海外施設をもてなす場としても使われた。秀吉が関白の座を譲った甥の秀次の失脚に伴い、聚楽第は破却された。
京都・祇園で花街の”始業式” 芸の習得と上達誓う 2024年1月9日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 京都市東山区の祇園甲部の歌舞練場で1月7日、新年を迎えた芸鼓や舞妓が芸の習得と上達を誓う”始業式”が行われた。始業式には、黒紋付きの正装に身を包み、稲穂の簪(かんざし)を付けた芸鼓や舞妓などおよそ100人が集まった。 能登半島地震の犠牲者を悼んで全員で黙とうを捧げた後、「祇園の伝統を誇りとし、心の修養に努め、伎芸の習得に励みましょう」と誓いの言葉を述べた。続いて、京舞・井上流の五世家元で人間国宝の井上八千代さんが祝の舞「倭文」を披露した。
日本の23年平均気温 過去126年で最高 エルニーニョ影響 2023年12月25日つなぐ, アジア-社会, 歴史くらぶfujishima 気象庁は12月22日、2023年の年平均気温(速報値)が平年値(1991〜2020年の平均)を1.34度上回り、1898年の統計開始以来、最も高くなる見込みと発表した。南米ペルー沖の海水温が高い「エルニーニョ現象」による高温や、地球温暖化が影響したとみられる。
奈良「春日若宮おん祭」”お渡り式”5年ぶりに通常開催 2023年12月20日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 奈良の師走の伝統行事「春日若宮おん祭」の”お渡り式”が12月17日、5年ぶりに通常の規模で行われた。平安貴族の装束を身にまとった人をはじめ、およそ1,000人に上る行列が奈良市の中心部をゆっくりと練り歩いた。沿道には子ども連れを含め多くの見物客が集まり、華やかな衣裳行列に見入っていた。 春日若宮おん祭は、五穀豊穣や国の安泰を願い、平安時代から続く春日大社の摂社、若宮神社の祭で、国の重要無形文化財に指定されている。
和歌山で発見の化石は海の王者の新種”ワカヤマリュウ” 2023年12月18日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 米国のシンシナティ大学の小西卓哉准教授などの研究グループは12月13日、2006年に和歌山県有田川町のおよそ7,200万年前の白亜紀後期の地層から見つかった化石(全長6mの骨格)が海の王者として君臨した大型の爬虫類「モササウルス」の新種と分かり、「ワカヤマリュウ」と名付けられたと発表した。 これまでの詳しい調査の結果、①前脚のひれが大きく発達していること②背骨の形からイルカのような背びれがあった可能性があること③これまで発見されているモササウルスの化石にはない特徴がみられた。これらの点を総合的に考慮し、モササウルスの新種と判断した。