エジプトのアナニ考古相はこのほど、首都カイロの南にある、猫の神を祀(まつ)っていたおよそ2600万年前の神殿から多数の動物のミイラや像を発見したと発表した。見つかったミイラのうち2体はエックス線などによる分析の結果、生後6カ月から8カ月のメスのライオンのミイラの可能性が高いという。エジプトでライオンのミイラが見つかったのは初めて。この神殿が造られた時代は、ライオンの神が強い力の象徴として広く信仰されたということで、当時の宗教的な慣習などが明らかになると期待されている。
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「はやぶさ2」地球への帰還目指し、小惑星を出発
小惑星の成り立ちを調べるというミッション達成のため、「リュウグウ」への2度の着陸に成功した日本の探査機「はやぶさ2」は11月13日午前10時すぎ、地球への帰還を目指してエンジンを発射し、リュウグウを出発した。はやぶさ2は、3年半かけてリュウグウに到着。およそ1年半にわたって岩石の破片を採取するため異なる手法で、2度の着陸に成功するなど、探査を続けていた。 はやぶさ2は11月20日からおよそ2週間メインエンジンの試験運転を行い、12月3日以降、本格的に噴射して地球に向かう計画。そして2020年11~12月、リュウグウの岩石の破片が入ったとみられるカプセルを分離して、オーストラリアの砂漠地帯に落下させる予定。