rekishi-club のすべての投稿

「京都五山送り火」コロナで密避け、大幅に規模縮小し実施

京都のお盆の伝統行事「京都五山送り火」が8月16日夜、新型コロナウイルスの影響で、密を避けるため火床の数を減らし、規模を大幅に縮小して行われた。京都市左京区の大文字山では「大」の文字のそれぞれの端と中心の6カ所に火がともされ(文字に見えないよう)山の斜面に6つの炎の点が浮かび上がった。今年だけの特別な形の”送り火”となった。
京都五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊を送る、300年以上の歴史があるとされる京都の伝統行事。8月16日の夜に京都市を囲む5つの山々に「大」や「妙法」などの文字や形が炎で描かれる。

大阪「うめきた」で1,500体超の人骨出土 江戸~明治期の埋葬跡

大阪市教育委員会、大阪市文化財協会は8月13日、江戸~明治時代に現在のJR大阪駅北側再開発区域「うめきた」(大阪市北区)にあった「梅田墓」について、発掘調査の結果、1,500体以上の埋葬人骨が出土したと発表した。
市内でこれほど多くの埋葬跡が一度に見つかるのは初めてで、全国的にも珍しい。これらは庶民階級の墓とみられ、今後は骨を調べ、葬送文化や生活環境などを詳しく分析する。発掘調査はうめきた再開発事業に伴って始まり、2017年2~6月の調査で墓地の南北端の石垣や約200体の埋葬人骨が見つかっている。
梅田墓は、江戸初期に天満周辺にあった墓を、現在の大阪駅の南側付近に集めたのが始まりで、その後、現在のうめきた南西部に再移転したとされる。大坂に7カ所あった「大坂七墓」の一つ。近松門左衛門の作品、浄瑠璃「曽根崎心中」や「心中天網島」などにも登場する。

大阪「うめきた」で1,500体超の人骨出土 江戸~明治期の埋葬跡

大阪市教育委員会、大阪市文化財協会は8月13日、江戸~明治時代に現在のJR大阪駅北側再開発区域「うめきた」(大阪市北区)にあった「梅田墓」について、発掘調査の結果、1,500体以上の埋葬人骨が出土したと発表した。
市内でこれほど多くの埋葬跡が一度に見つかるのは初めてで、全国的にも珍しい。これらは庶民階級の墓とみられ、今後は骨を調べ、葬送文化や生活環境などを詳しく分析する。発掘調査はうめきた再開発事業に伴って始まり、2017年2~6月の調査で墓地の南北端の石垣や約200体の埋葬人骨が見つかっている。
梅田墓は、江戸初期に天満周辺にあった墓を、現在の大阪駅の南側付近に集めたのが始まりで、その後、現在のうめきた南西部に再移転したとされる。大坂に7カ所あった「大坂七墓」の一つ。近松門左衛門の作品、浄瑠璃「曽根崎心中」や「心中天網島」などにも登場する。

清水寺「千日詣り」もコロナ禍で参拝客は例年の半分以下

京都の清水寺で8月9日から、夏の伝統行事「千日詣り」が始まっているが、今年は新型コロナウイルスの影響で、参拝者は例年の半分以下となっている。
千日詣りは、1度のお参りで1,000日お参りしたのと同じご利益があるとされ、ふだんは入れない本堂の奥が特別に公開されている。
今年は新型コロナで、1度に拝観する人数を制限しているほか、例年行われている千手観音の手に結ばれた五色のひもに触れながら参拝することや、願い事を書いたろうそくに火をともすことは取りやめになっている。
清水寺の千日詣りは8月16日まで行われる。

清水寺「千日詣り」もコロナ禍で参拝客は例年の半分以下

京都の清水寺で8月9日から、夏の伝統行事「千日詣り」が始まっているが、今年は新型コロナウイルスの影響で、参拝者は例年の半分以下となっている。
千日詣りは、1度のお参りで1,000日お参りしたのと同じご利益があるとされ、ふだんは入れない本堂の奥が特別に公開されている。
今年は新型コロナで、1度に拝観する人数を制限しているほか、例年行われている千手観音の手に結ばれた五色のひもに触れながら参拝することや、願い事を書いたろうそくに火をともすことは取りやめになっている。
清水寺の千日詣りは8月16日まで行われる。

滋賀県の国宝の本堂の柱に飛鳥時代?の菩薩の絵見つかる

広島大学などの調査グループによると、滋賀県・甲良町の西明寺の国宝の本堂で、6世紀後半から7世紀前半の中国・隋の時代の影響を受けたとみられる菩薩の絵が見つかった。国宝の本堂内の黒く煤(すす)けた2本の柱を赤外線で撮影したところ、側面にそれぞれ4体ずつ合わせて8体の菩薩が描かれていることが分かった。
このうち5体は顔の表情や体型、しわの描き方に6世紀後半から7世紀前半の中国の隋の時代の菩薩と多くの共通点がみられることから、研究グループは7世紀後半の飛鳥時代に描かれた可能性もあるとみている。この本堂は、鎌倉時代を代表する建物として国宝に指定されているが、今回の発見により本堂がつくられた時期が大きく遡る可能性が出てきた。