学問の神様、菅原道真が梅をこよなく愛したことから、毎年この時期に開かれる、大阪天満宮(所在地:大阪市北区)で春の訪れを告げる恒例の「梅まつり」が開催されている。例年は「梅酒大会」など様々な催しが開かれるが、今年は昨年に続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、梅の木の盆栽などの展示だけが開かれている。
境内ではおよそ60鉢が展示され、このうち樹齢およそ100年の「八重野梅」は、花びらが重なって咲くことからその名がつけられていて、訪れた人らは幾重にも重なった白い花に見入っていた。また、樹齢およそ80年の「古金欄」は荒々しい幹に鮮やかなピンク色の花が連なって咲き、その幹と可憐な花とのコントラストの妙で映える。「梅まつりは」2月28日まで。
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鹿児島・種子島遺跡 巨大噴火前の7400年前の地層から土・石器
種子島開発総合センターなどの発掘調査によると、鹿児島県の種子島の西表島市の下之平遺跡で、7400年以上前の地層から土器や石器が見つかった。およそ7300年前に発生した巨大噴火の直前のものとみられ、壊滅的な被害をもたらした噴火の影響で解明されていないことが多い、この時代を知る手掛かりになると期待されている。
下之平遺跡は7400年前から7800年前の縄文時代早期のものとみられ、2021年10月から始まった発掘調査で地層から土器や石器などおよそ1,000点が出土した。このうち「トロトロ石器」は溶けたような目と、滑らかな手触りが特徴。種子島にはない黒曜石を使った石器もあり当時、島外と交流があったことを裏付けている。種子島西側の海底で、およそ7300年前に鬼界カルデラを形成した巨大噴火が発生し、火砕流などが周辺の島や、九州南部に壊滅的な被害をもたらしたと考えられている。