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京都・祇園祭 約200年ぶり復帰「鷹山」の衣装披露

今年の夏の京都・祇園祭の山鉾巡行で、196年ぶりに復帰する山「鷹山」の関係者が3月13日、祭にまとう衣装を披露した。
京都市中京区で、巡行の際に山の前で掛け声を出す「音頭取り」や、山を進める際に車輪を調整する「車方」が身にまとう衣装が披露された。これらの衣装は京都市立芸術大学の学生がデザインしたもので、鷹や山の車輪などが描かれている。
鷹山は、鷹狩をテーマにした室町時代の応仁の乱(1467~1477年)以前から存在したことが確認されている歴史ある山。江戸時代後期に大雨で被害を受けて以降、山鉾巡行に参加していない。10年前から地元の保存会が山の復元などを進め、今年196年ぶりに復帰する予定。

東大寺・二月堂の「籠松明」3/12非公開で実施

奈良に春の訪れを告げる東大寺・二月堂で3月12日、伝統行事「修二会」の一環で、童子が燃え盛る「籠松明」と呼ばれる大きな松明を、二月堂の舞台で振り火の粉を散らす行事が、新型コロナ対策のため今年も非公開で行われた。
「お松明」は3月1日から毎晩行われていて、13日と14日も行われるが、感染対策のため、二月堂周辺は立ち入り人数が制限される。

大阪・造幣局「桜の通り抜け」4/13~19 3年ぶり開催

大阪・造幣局(所在地:大阪市北区)の「桜の通り抜け」が、感染防止対策を取ったうえで、4月13~19日の7日間の日程で開催されることになった。
130年以上前から続く春の恒例行事で、およそ560mの並木道に植えられた340本ほどの桜を見に毎年60万人余りが訪れる。新型コロナ禍で2020年、2021年と続けて中止された。
参加の受付はインターネットによる事前申込制で、30分あたりの入場者数の上限を1,200人に制限し、期間中の入場者数を例年の30%にあたる17万人余りに抑えるとしている。

高野山・金剛峯寺で春告げる「高野の火祭り」

霊場・高野山に春の訪れを告げる恒例の「高野の火祭り」が3月6日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺前の駐車場で行われた。
護摩木を焚き、人々の招福と厄除けを祈願する荘厳な「柴灯大護摩供(さいとうおおごまく)」法会を、新型コロナウイルス感染症の終息、世界の平和を祈りながら、約1,800人の参詣客らが見守った。
ほら貝が鳴り響き、四方に竹を立てて上空を縄で囲んだ結界内に、山伏姿の僧侶約50人が登場。高さ約1.8m、直径約3mの護摩壇に点火されると、一斉に読経が始まる。太鼓と錫杖が打ち鳴らされる中、僧侶らが護摩壇に願い事が書かれた数多くの木札を次々と投げ込んでいた。

菅原道真ゆかりの「飛梅」クローン培養で初開花

京都・北野天満宮(所在地:京都市上京区)と住友林業は3月4日、祭神・菅原道真ゆかりのご神木「飛梅(とびうめ)」を組織培養で増殖させた同じ遺伝子を持つ苗木が、境内で初めて開花したと発表した。同天満宮によると、組織培養で生まれた梅で開花を確認するのは世界初という。
道真の「東風(こち)ふかば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春をわするな」の句で詠まれた梅。この飛梅は、道真が藤原氏との政争に敗れて九州・大宰府へ左遷された後、京都の屋敷から大宰府まで主を慕って飛んで行った伝承が伝わっている。現在の飛梅は江戸時代に接ぎ木され、樹齢は350年以上と推定される。

奈良・東大寺二月堂 お水取り”お松明”始まる

”お水取り”の名で知られる奈良に春の訪れを告げる東大寺二月堂の「修二会」の一環で、二月堂の舞台から大きなたいまつを振って、火の粉を散らす迫力満点の”お松明”が3月1日から始まった。
「童子」と呼ばれる僧侶の補佐役が燃え盛るたいまつを二月堂の欄干から突き出して駆け抜けると、暗闇の中、火の粉が勢いよく降り注いだ。あいにくの雨の中、訪れた人たちは傘をさしながら、静かに幻想的な光景を見守っていた。
お松明は3月14日まで毎晩行われるが、新型コロナ対策として12日は非公開とし、そのほかの日も”密”を避けるため、二月堂周辺の立ち入り人数を制限する。
修二会は、国の安泰を願って11人の僧侶がおよそ1カ月にわたって法要などを行う伝統行事で、奈良時代から途絶えることなく続けられ、今年で1,271回目を迎える。