大正から昭和にかけて作家、詩人として活躍し、近代文学を代表する和歌山県出身の佐藤春夫が、家族に宛てて書いた100通を超える手紙が新たに見つかった。これは昭和26年までの35年間に家族に宛てて書かれた手紙など118通で、実践女子大の河野龍也客員教授らが確認した。佐藤の親族から出身地の和歌山県新宮市にある佐藤春夫記念館に寄贈された資料から見つかった。
今回見つかった手紙の中には、親友で作家、谷崎潤一郎の妻だった女性と結婚したことから世間で話題になった際、昭和5年9月、父親宛てに心配する必要はない旨、伝える内容や、脳出血で倒れた佐藤春夫を看病する妻からの7通の佐藤の父親宛てには、入院生活の様子や病状などについて書かれたものもあった。佐藤春夫と家族の意外なほど親密な関係性をうかがわせるものだ。
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江戸初期の北海道津波の堆積物分布は内陸2kmまで, 想定より狭い
新潟大学の研究チームは9月18日までに、江戸時代初期の17世紀前半に北海道を襲ったとされる巨大津波について、北海道南部の勇払平野(所在地:苫小牧市)に残る痕跡の分布範囲を明らかにした。結論は、地中の津波堆積物は現在の海岸線から内陸約2kmにとどまり、2020年4月、内閣府の有識者会議が公表した、沿岸から最大約10km、100㎡超の浸水想定より大幅に狭いーとの見解。
調査は2019〜2022年度に実施。計86地点から最深で約1.5〜2mの地層を引き抜き、過去3,000年間の堆積物を調べた。17世紀の地層からは津波によって海から運ばれた海洋性の植物プランクトンを発見。CT分布を追跡したところ、海岸から約2km以遠で確認できなくなったという。
岸和田だんじり祭 豪快な”やり回し”に歓声 34台が参加
奈良・桜井市の古墳から出土の大量の鏡は邪馬台国・卑弥呼と関係
奈良県立橿原考古学研究所の分析によると、2009年に桜井市の茶臼山古墳から出土した大量の青銅鏡の破片について、もとの鏡は100枚を超える数だったことが分かった。一つの古墳から100枚以上の鏡が出土した例はほかになく、専門家は邪馬台国の女王、卑弥呼と関係している可能性があるとしている。
大量の青銅鏡の破片を3次元で計測し、コンピューター上で組み合わせ復元したところ、もとの鏡は103枚に上った。鏡は14種類あり、最も多かったのは邪馬台国・卑弥呼が中国から授かったとの説もある「三角縁神獣鏡」で26枚あった。当時、青銅鏡は希少なもので、「出土した鏡が1枚だけでも、その古墳に埋葬されたのは有力な首長」と判断される。ところが三角縁神獣鏡をはじめ、この種の鏡が「100枚以上納められた古墳があるのは異例」で、専門家は「考古学的に非常に価値の高い発見」としている。
H2Aロケット打ち上げ成功 月面探査機, 衛星を各々の軌道に投入
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千葉で「チバニアン期」の古代生物を紹介する展示会
千葉県が名前の由来となった「チバニアン期」と呼ばれる時代に生息していた古代の生物を紹介する展示会が千葉市の県立中央博物館で開かれている。「チバニアン期」は77万年前から12万年前余りまでの地質学上の時代の名前。3年前、市原市の地層が地質学の基準である「国際標準地」に、日本で初めて登録され命名された。
今回展示されているのは、1966年に現在の印西市で発見されたナウマンゾウの化石の、日本で初めてレプリカで復元された全身骨格。骨格標本のほか、下あごなど骨の実物が展示されている。また市原市で見つかった体長5mを超える世界最大級のトド「オオキトド」の下あごの骨の化石も見られる。このほか、「ヤベオオツノジカ」や「メルサイ」なども展示されている。
種子島の古代人 頭蓋骨を意図的に変形する習慣 九州大など
九州大学や米モンタナ大学の国際研究チームは、弥生時代から古墳時代の鹿児島県種子島で暮らしていた古代人に、頭蓋骨を意図的に変形する習慣があったことを突き止めた。種子島の遺跡で採集した頭蓋骨を、3Dスキャンや最新の計測技術を用いて分析した結果、分かった。他の古代人の頭蓋骨と比較すると、後頭部が平らで頭蓋骨後頭部の縫合周辺と後頭骨の中心部あたりに窪みもあった。
これらは生活習慣ではなく、人為的に力を加えて変形させている可能性が高いことを明らかにした。研究チームは集団としてのアイデンティティーを保つため、頭を変形していたとみている。こうした習慣は世界各地でみられるという。これらの研究成果は8月17日、米科学誌『プロスワン』に論文掲載された。
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戦後の海外抑留日本人の引き揚げにバチカンの関与示す新資料
1946〜1948年にかけてバチカンで記録されたバチカン(ローマ・カトリック協会の中心地)で記録された、日本人の引き揚げに関する、新たなおよそ40点の外交文書が見つかり、バチカンが戦後の海外抑留日本人の引き揚げの実現に関わっていたことが分かった。調査にあたった国際政治史が専門の日本大学の松本佐保教授が確認した。
78年前の終戦時、海外にいた元日本兵や民間人はおよそ660万人に上ったとされ、戦後も長くシベリアや東南アジアなどに抑留され、多くの人が望郷の念に駆られながら亡くなったほか、生き残った人たちも日本に引き揚げるまでに10年以上の歳月を要した。
このうち旧ソビエトにより57万人を超える日本人がシベリアなどに抑留された”シベリア抑留”を巡っては、1947年1月にバチカンの駐日大使が国務長官に送った公電に、引き揚げの実現に向けて旧ソビエトとの交渉を急ぐよう、米国側に働きかけたことなどが確認されている。
また、1947年8月にバチカンの駐日大使が国務長官に送った公電には、オランダ領インド(現在のインドネシア)にあった日本人の収容所を巡り、オランダ政府に対し、環境の改善を求めたことが記されていた。
3,900万年前 最大340トンの巨大クジラ 化石から推定 従来学説覆す
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H2AでJAXAの月探査機8/26打ち上げへ 「SLIM」月面着陸目指す
東大 南海トラフ 3つのタービダイトの分布を発見 四国, 紀伊で
東京大学の研究グループは、南海トラフに沿って沈み込む深海堆積物を調査した結果、砂層に富むタービダイトがスロー地震活動の静穏域(プレート間固着の強い領域と概ね一致)に集中して分布することを発見した。これは海洋研究開発機構が過去に南海トラフで取得した反射法探査データを深海掘削データをと組み合わせ、海溝で沈み込む深海堆積物を分析した結果、分かったもの。
西側タービダイトは主に四国の足摺岬沖に、中央側タービダイトは紀伊半島の潮岬沖に、東側タービダイトは紀伊半島の熊野沖にそれぞれ分布。一方、四国の室戸岬沖ではタービダイトが分布せず、泥質堆積物のみが沈み込んでいた。南海トラフ沿いの深海堆積物をを分析し、沈み込むタービダイトの全貌を明らかにしたのは、今回が初めて。
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世界遺産・熊野那智大社 「那智の滝」大しめ縄の張り替え
奈良「平城京」跡で”修理司”の文字記された瓦が出土
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宇宙望遠鏡「ユークリッド」打ち上げ 100億光年先の銀河を観測
宇宙空間を飛行しながら観測を行い、宇宙がどのように進化してきたのかを探ろうと、100億光年先までの銀河を観測する宇宙望遠鏡「ユークリッド」が日本時間、7月2日午前0時過ぎ、米国南部フロリダ州から打ち上げられた。ユークリッドはESA(ヨーロッパ宇宙機関)が中心になって開発された宇宙望遠鏡で、口径が1.2mあり、可視光と遠赤外線を観測できる2種類の装置を備えている。
ユークリッドは、これらの装置で100億光年先までの銀河を観測して巨大な地図をつくり、宇宙の大規模な構造の進化の過程や、宇宙の膨張が時間の経過とともにどう変化してきたのか、明らかにすることを目指す。今後4週間ほどかけて地球からおよそ150万km離れた地点まで移動し、およそ3カ月後に観測を開始する予定。
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広島・平和記念公園と米パールハーバーが姉妹公園協定に調印
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奈良・富雄丸山古墳 最大の「蛇行剣」初公開 東アジア最大の鉄剣
奈良県立考古学研究所(所在地:奈良県橿原市)は6月27日、奈良市の日本最大の円墳、富雄丸山古墳(古墳時代前期、4世紀後半)で見つかった国内最大級の鉄剣「蛇行剣」を初めて報道陣に公開した。長さ2.3m、幅6cmの、蛇のように曲がりくねった蛇行剣は発掘後、土やさびを取り除くクリーニングなどの処理をしていて、実物は非公開だった。
同研究所はエックス線撮影や付着物の化学分析を実施。さやは木製で、剣には漆を伴う装具の跡が残っていた。装具も含めた蛇行剣の全長は2.6mと推定され、同時代の東アジアでも最大の鉄剣。同古墳からは国内で出土した青銅器で最大となる例のない盾形銅鏡見つかり、ともに同時代の金工品の最高傑作として国宝級とされる。
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吉野ヶ里遺跡「謎のエリア」の石棺から副葬品見つからず
佐賀県の山口祥義知事は6月14日、県庁で記者会見を開き、吉野ヶ里遺跡の「謎のエリア」にある石棺墓の中から人骨や副葬品は見つからなかったことを明らかにした。同遺跡内では県が6月5日から石棺墓の開口作業を進めていた。
この石棺墓が、丘陵頂上部にあることや、石棺の蓋を開けたときに通常、比較的官位の高い有力者の埋葬時に出土する赤色顔料が見つかっていることなどから、副葬品を伴う有力者の墓を示すものが出土するのではないかと期待されていた。
もしかすると邪馬台国の所在地を指し示すような、”歴史的発見”になるかもとの期待感があっただけに、残念な結果となった。一方、調査結果を注視していた邪馬台国の畿内説を唱える専門家や研究者は、一様に安堵したーというのが正直な感想のようだ。

