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三好長慶の「飯盛城」を3DCG再現したアプリ開発

大阪府大東市は、地域の歴史に興味を持ってもらおうと、戦国時代に畿内一円を支配し、大東市と四条畷市にまたがる飯盛城を居城とした三好長慶の生誕500年に合わせて、CGで再現したアプリを開発した。
大東市のホームページからダウンロードできる飯盛城の地図に、アプリが入ったスマートフォンをかざすと、3DCGで再現された当時のやぐらや建物をみることができる。
また、飯盛城跡に行くと、大阪平野に広がっていた深野池(ふこのいけ)など当時の様子を360度で見渡せるようになっていて、今の景色と比較しながら散策できる。

鍋島家の陰に名僧あり 朝鮮出兵,関ヶ原の戦い

佐賀市の佐賀城本丸歴史館で、豊臣秀吉の朝鮮出兵や関ヶ原の戦いの際、佐賀・鍋島軍に従事した2人の名僧を紹介する特別展が開かれている。「鍋島家と禅僧たち-さが名僧伝」と題する特別展で、6月12日まで。観覧料は無料。
1人は、豊臣秀吉の文禄の役の際、鍋島直茂に従って朝鮮半島にわたり、その活動を支え、朝鮮との交渉文書を作成した是琢明琳(ぜたくみんりん、臨済宗泰長院の第3世)。もう1人は、小城・千葉氏家臣の出自で、徳川家康の外交顧問を務め、鍋島家が関ヶ原の戦いで西軍についた際、その謝罪を受け入れるよう取り成した閑室元佶。この2人の禅僧は、龍造寺家から鍋島家へ肥前の統治権が移行し、確立する直茂・勝茂の時期に鍋島家を支えた。この2人にスポットを当てている。

京都・祇園祭の「鷹山」 200年ぶり復帰へ試し曳き

7月の京都・祇園祭の山鉾巡行に約200年ぶりに本格復帰する「鷹山(たかやま)」の保存会が5月4日、曳山(ひきやま)を製作してきた京都府京丹波町で試し曳きをした。懸装品(けそうひん)をを飾り付けて動かしたのは初めてという。本番を意識し、方向転換する際、竹を車輪の下に敷いて行う”辻回し”も練習した。
鷹山は応仁の乱(1467~1477年)の以前から山鉾巡行に参加していた記録はあるが、江戸時代の1826年に暴風雨で壊れ、翌年から巡行には出ていない。

「吉野ヶ里遺跡」未調査区域の発掘 10年ぶり再開

佐賀県文化財保護室によると、国特別史跡の吉野ケ里遺跡(所在地:佐賀県神埼市吉野ヶ里町)の未調査となっている区域で5月3日、10年ぶりとなる発掘調査が再開された。
調査区域は、今まで銅剣やガラス管玉などが出土した北墳丘墓の西側で、日吉神社の境内があった場所。神社の移転を機に発掘調査を再開することになった。この区域は森の中にあり、これまで本格的な調査が実施されていなかったため、「謎のエリア」と呼ばれて注目されている

京都・下鴨神社で3年ぶり流鏑馬 騎射の技披露

世界遺産の京都・下鴨神社(所在地:京都市左京区)で5月3日、流鏑馬(やぶさめ)神事の騎射(うまゆみ)が3年ぶりに行われた。京都三大祭(葵祭・祇園祭・時代まつり)の一つ、葵祭(あおいまつり、5月15日開催)の先駆けで、過去2年はコロナの影響で本殿での儀式だけが執り行われていた。
神事の中で行われる流鏑馬は、日本の伝統的な騎射の技で、疾走する馬の上から的に矢を射る。今回も古式に則り、公家や武家の姿をした射手(いて)が100m間隔の三つの的を狙った。矢が約50cm四方の杉板に命中すると、観客から歓声が上がっていた。