1着賞金1,000万ドル(約13億6,000万円)と世界最高を誇るサウジカップ(G1、ダート1800m、13頭立て)が2月25日、キングアプドゥルアジーズ競馬場で行われ、日本馬のパンサラッサ(吉田豊騎乗、牡6歳、矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が好スタートを決め、逃げ切り勝ちを収め、日本勢初の快挙を成し遂げた。勝ち時計は1分50秒8。同馬はダートG1初挑戦だった。この結果、同馬は2022年3月のドバイ・ターフⅡ続きG1・2勝目の大金星を挙げた。今回のサウジカップには日本馬6頭が挑んでいた。
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「桜田門外の変」後の幕府・薩摩藩交渉の新史料
江戸期幕末に起こった「桜田門外の変」後、襲撃に関わった薩摩浪士を追う幕府側と、薩摩藩側とのやり取りを記録した新たな史料が見つかった。幕閣の大老・井伊直弼暗殺の事後処理を巡る生々しい交渉の様子を伝える内容だ。
史料は「佐敷表早書」と題した覚書で、当時薩摩藩が参勤交代で利用した本陣があった佐敷宿(所在地:熊本県芦北町)でのやり取りを記したもの。事件は安政7(1860)年3月3日に発生。覚書は改元で万延元年となった同月28、29日の日付がある。
史料には幕府の使者が佐敷を訪れた際の詳しい様子が描かれるほか、、薩摩浪士、有村雄助、次左衛門兄弟の急進的な行動に頭を悩ませる薩摩藩が、幕府の追及を和らげようと「鯛」や「鯨」など賄賂の目録を差し出したと記されている。
薩摩藩が幕府に賄賂を贈ったことは明治時代の記録で明らかになっているが、具体的な内容が書面で確認できるのは初めて。ただ、実際には貨幣で支払われたとみられる。