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ispace 民間初の月面着陸に失敗 燃料切れで十分に減速できず 

宇宙スタートアップのispace(マイスペース)は4月26日、月面着陸船の月への着陸について、「着陸船の状態確認は困難と判断した」と発表した。この結果、成功すれば民間企業として世界初の快挙との期待があった月面着陸は失敗に終わった。
月面着陸失敗の原因について、着陸船は月面に対して垂直になり、最終着陸体制となったが、途中で想定以上に燃料を過剰に消費し、減速に使う燃料がなくなり、降下速度が急速に上がった後、通信が途絶えたことが判明した。
同着陸船は2022年12月に米スペースXのロケットで打ち上げられ、宇宙空間を4カ月半航行して月に到着。順調にいかべ26日午前1時40分ごろにソフトランディングし、着陸する予定だった。

聖徳太子ゆかりの大阪・四天王寺で「聖霊会」舞楽奉納

聖徳太子が建立したと伝わる大阪・四天王寺(所在地:大阪市天王寺区)で4月22日、恒例の大規模な法要「聖霊会(しょうりょうえ)」が行われ、大勢の人が訪れた。同寺では毎年4月22日に聖霊会が行われている。
同日は天候にも恵まれ、訪れた多くの参拝者が見守る中、僧侶や舞人などおよそ100人が笛や太鼓を鳴らしながら境内を練り歩く。その後、古式に則り、国の重要文化財の「石舞台」で舞楽が奉納された。

空海生誕1250年 高松で「不滅の巨人」特別展 国宝10件等60件展示

香川県立ミュージアム(所在地:高松市)は4月22日〜5月21日、弘法大師空海の生誕1250年を記念した特別展を開催する。テーマは「空海 史上最強、讃岐に舞い降りた不滅の巨人」で、国宝10件、重要文化財15件を含む合計60件の作品を集めた最大規模の展示となる。一般の観覧料は1,200円。5月7日までの前期と、5月9日からの後期に分けて、作品の一部を入れ替え作品を紹介する。

漱石、鷗外らの正岡子規宛ての実物書簡5通見つかる

作家の夏目漱石や森鷗外らが俳人の正岡子規に宛てた書簡計5通が見つかった。このうち漱石の3通、鷗外の1通、4通の内容は全集で確認できるが、これまで実物の所在は不明だった。残り1通は詩人の国分高胤からとみられるもの。
これらの中で、特に親密度が分かるのが漱石と子規の関係だ。両者は親友で、旧制第一高等中学の同級生。進級がが危ぶまれた子規のためになんとかしようと試みた経緯をやり取りするもので、言葉遣いやユーモアある筆致から、両者の表情さえ伝わってきそうな文面だ。

薬師寺東塔で落慶法要 新型コロナ禍で3年延期 110年ぶり修理

奈良市の薬師寺で4月21日、約110年ぶりの解体修理工事を終えた国宝・東塔の完成を祝う落慶法要が営まれた。修理はすでに完了し、本来なら法要は2020年4月に行う予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期していた。法要は25日まで行われ、28日から東西両塔の1階部分にあたる初層内陣を一般公開する。僧侶らが東塔の扉を厳かに開くと招待客や参拝客約2,000人大きく拍手、完成を祝った。

インドの人口 世界最多に 年央に中国抜く 国連が推計

国連人口基金(UNFPA)が4月19日公表した世界人口白書によると、7月1日時点の推計でインドが14億2,863万人、中国が14億2,567万人になる。その結果、インドの人口が約290万人上回る。”メーク・インディア”の政策のもと、製造業およびその人材育成へ向け、世界からの活発な企業誘致で高い経済成長を続けるインドと、少子高齢化で人口減、とりわけ生産年齢人口の減少に転じた中国との差が鮮明になっている。