京都市伏見区の城南宮で12月9日、平安時代に上皇らが熊野詣でに出かける前に行った儀式「熊野詣出立の儀」を再現するイベントが行われた。これは2024年の「紀伊山地の霊場と参詣道」世界三登録20周年を控え、和歌山県が企画したツアー「令和の熊野詣」の初回のイベント。参加者らは出立式後、淀川を船で下り大阪市内の天満八軒家浜船着場に到着、平安時代の交通手段による熊野詣の一端を体験した。
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東京・千代田区の英大使館跡から弥生時代の集落跡 28棟確認
東京・千代田区によると一番町のマンション開発用地の英国大使館跡地から弥生時代の集落跡が見つかったことが分かった。今回見つかったのは三菱レジデンスなどが再開発を進めている土地で、縄文時代のものを含めこれまでに竪穴式住居跡が28棟確認された。調査は2024年3月まで行われる。しかも調査対象となっている約7,700㎡のうち、まだ約3,700㎡しか調べておらず、今後新たに遺跡が見つかる可能性が高い。
考古学の専門家は、都心部でこれだけの規模の集落跡が見つかったことについて、「弥生時代後期の前半において、これほど住居数のある集落が発見された例は関東南部ではほとんどない。当時の暮らしぶりが分かり、学術的に重要だ」と話している。ただ遺跡としては現地に残すことは難しい見込みで、調査後に埋め戻されてマンション建設が始まる予定。