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米ハーバード大など 132億光年先にブラックホール 観測史上最古か

米ハーバード大などの研究チームは11月6日、英天文学誌「ネイチャー・アストロノミー」に、地球からおよそ132億光年先に位置し、観測史上最古となるブラックホールを発見したと発表した。宇宙誕生からわずか4億7,000万年後にはすでに大質量ブラックホールの形成が始まっていたと判明したとしている。

沖縄で最小級の2つの新種イカ発見 体長最大12ミリ

沖縄科学技術大学院大学などの研究チームは、世界最小級のイカとして知られる「ヒメイカ」の新種2つを発見した。今回調査した個体の中で体長は最大でわずか12ミリと小さい。新種の学名はそれぞれ「イディオセピウス キジムナー(通称リュウキュウヒメイカ)」「コダマ ジュウジュツ(同ツノヒメイカ)」と名付けられた。2種とも夜間にしか活動せず、リュウキュウヒメイカは冬にしか姿を現さない。ツノヒメイカはサンゴ礁に生息するという。

京都・南座 師走「吉例顔見世興行」 勘亭流の”まねき書き”公開

京都市東山区の劇場、南座で12月1〜24日にかけて行われる歌舞伎公園「吉例顔見世興行」の”まねき書き”の作業が11月6日、京都市内の妙伝寺で報道陣に公開された。これは11月末に南座前に飾り掲げられる出演俳優の名前を大看板に墨書するもの。長さ1.8m、幅約30cmのヒノキの看板に、太く丸みを帯びた書体「勘亭流(かんていりゅう)」で書き込む。隙間がないほど大入りになるようにーとの願いが込められている。顔見世興行の”まねき上げ”は、京都に師走の訪れを告げる風物詩として親しまれている。

奈良・橿原市で『古事記』編纂者 太安万侶”墓誌”など350点を展示

奈良時代、日本最古の歴史書『古事記』の編纂者で、今年で没後1300年になる太安万侶(おおのやすまろ)ゆかりの資料を集めた展示会が奈良県立橿原考古学研究所附属博物館で開かれている。展示会は11月26日まで。
会場には国の44年前見つかり”世紀の大発見”として注目され、国の重要文化財に指定されている太安万侶の「墓誌」をはじめ、ゆかりの出土品350点が展示されている。また、奈良時代の官人(かんじん)の名前を記した銅製の墓誌なども展示されている。

岐阜・白川郷 合掌造り集落で一斉に水柱 恒例の防火・放水訓練

世界遺産に登録されている岐阜県白川村の白川郷で10月29日、伝統の合掌造り集落の火災に備えた恒例の放水訓練が行われた。集落を一望できる展望台には見物客らが集まり、サイレンを合図に午前8時から高さ20〜30mほどの水柱が、集落のあちこちで立ち上がる様子を見守った。
白川郷には大小114棟の木造家屋が軒を連ねている。そこで火災の際、燃え広がるのを防ぐため、地元消防団と住民が年に1度、60基ある消火用放水銃の点検を兼ねて一斉放水訓練が行われている。

奈良で「第10回世界遺産サミット」地域間連携などを協議

世界遺産をを保有する自治体の首長らが集まり、保全や活用策について話し合う「第10回世界遺産サミット」が10月29日、奈良県斑鳩町で開かれた。日本で最初に世界遺産登録され、30周年を迎えた法隆寺を会場に、全国30市町村の関係者が参加。世界遺産を核とした持続可能な町づくりの実現など、3項目の「斑鳩宣言」を採択した。