興和(本社:名古屋市)は7月1日、新型コロナウイルス感染症の軽症患者を対象に、抗寄生虫薬「イベルメクチン」の効果や安全性を調べる臨床試験(治験)を国内で北里大学と共同で始めると発表した。
イベルメクチンは、2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授の研究をもとにした薬で、国内では消化管の寄生虫が引き起こす感染症やダニによる皮膚感染症の治療薬として承認されている。
治験の方法や開始時期は医療品の審査を担う医療品医療機器総合機構(PMDA)と協議して決める。興和では年内の治験終了を目指している。
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セブン 日米除き25年度に世界5万店目標に拡大
セブン&アイ・ホールディングスは7月1日、2025年度までの中期経営計画を公表した。この中で地盤のある日本と北米を除く世界で、現在の約3万9,000店から2025年度に5万店にコンビニの店舗数を拡大させるとの目標を掲げている。コロナ禍も加わって国内事業が停滞する中、海外市場開拓に注力する。
セブン-イレブンの日本と北米を含めた世界店舗数は計約7万2,000店。ただ、出店地域はアジアなどに限られ、チェーン展開の余地が大きいとの見方を示した。
三井不動産 アウトレット台湾臨林口 第2期に着手
三井不動産は7月2日、同社の台湾現地法人が設立したプロジェクト会社、三新二奥特菜斯股份有限公司を通じて、「三井アウトレットパーク台湾林口」の第2期計画の開発に着手すると発表した。これにより、約90店舗が加わり、合計約310店舗にスケールアップし、2024年に開業を予定。
また、MOP台湾林口第2期着工を皮切りに、他事業者も含めた台湾北部有数の集客エリア「林口国際メディアパーク」の開発が始動する。
大塚製薬 中国で白血病のmRNA測定キット発売
大塚製薬(本社:東京都千代田区)は7月2日、中国国家薬品監督管理局(NMPA)より、急性骨髄性白血病を対象とする、対外診断用医薬品WT1mRNA測定キットについて、輸入医療機器として承認を得たと発表した。さらにライトオンジー社(本社:中国・上海市)との間で、同社を中国国内における販売代理店とする契約を締結したことを明らかにした。中国国内基幹病院を対象に7月より販売を開始する。
10月「日立エナジー」に変更 日立ABBパワーグリッド
日立ABBパワーグリッドは7月1日、持続可能なエネルギーの未来へのコミットメントを強化することを目的に、社名を2021年10月「日立エナジー」に変更すると発表した。
持続可能なエネルギーの未来のために力を発揮することを事業の中心に据え、Lumadaに代表される日立の先進的なデジタルソリューションと、独自の専門知識と経験に基づいて構築されたエネルギープラットフォームを組み合わせることで、カーボンニュートラルな未来の実現という地球規模の課題を解決することを表している。
プライメタルズ ベトナムSUNSCOでファーストコイルを生産
プライメタルズテクノロジーズは7月1日、丸一鋼管系のMaruichi Sun Steel Joint Stock Company(以下、SUNSCO)ホーチミン鋼材工場に納入した薄物冷間圧延機(Hyper UCミル)が、ファーストコイルを生産したと発表した。
このHyper UCミルはベトナムにおける1号機。この軽量建設材向けHyper UCミルは投資額とメンテナンスを削減し、需要が高まる薄物冷延材の市場でSUNSCOの主導的な地位を確立するとみられる。
SUNSCOは1996年にベトナム初の外国資本100%の鉄鋼会社として設立され、溶融亜鉛、55%アルミ亜鉛、合金めっき鋼帯、カラー鋼帯、鋼管を生産・加工・販売している。丸一鋼管のグループ会社で、丸一鋼管の出資比率は72.53%。
香港最大のドンキ「TMTプラザ」店7/20オープン
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は6月30日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)が、7月20日に香港8店舗目となる「DON DON DONKI TMT Plaza(TMTプラザ)」店をオープンすると発表した。
同店は売場面積2,618㎡と香港最大店舗となる。
DON DON DONKIは、日本製もしくは日本市場向けの商品や、日本産品を提供するジャパンブランド・スペシャリティストアをコンセプトに、PPIHグループが環太平洋エリアで多店舗展開している業態店舗。
ニコン シンガポールの2子会社を統合・再編
ニコン(本社:東京都港区)はは7月1日、シンガポールにある子会社2社を合併、同日営業を開始すると発表した。カメラ、顕微鏡、測定機器等の販売・サービスや半導体露光装置の保守サービスを手掛ける「Nikon Singapore Pte.Ltd.」を存続会社とし、財務・経理・法務・税務の管理を行う「Nikon Asia Pacific Pte.Ltd.」を統合、経営および業務の効率化を図る。
トリドールHD 香港にヌードルチェーンの新店舗
トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区)は6月28日、傘下グループ企業のTam Jai International Co.,Ltd.を通じて、ヌードルチェーン「譚仔雲南米線」の新店舗が5月20日に、香港MTR Lok Fu駅近接の商業施設内にオープンしたと発表した。
譚仔雲南米線は兄弟ブランドの「譚仔三哥米線」とともに、Tam Jaiグループ合計で5月末現在150店舗を展開し、香港トップクラスのQSR(クイック・サービス・レストラン)ブランドの評価を得ている。
三菱航空機 2期連続の赤字 債務超過額5,559億円に
国産ジェット旅客機、三菱スペースジェット(MSJ)の開発を手掛ける三菱航空機の2021年3月期決算は、最終損益が912億円の赤字だった。赤字は前期(5,269億円の赤字)に続き2期連続。この結果、債務超過額は2020年3月末時点の4,646億円から5,559億円に拡大した。
ユーグレナ成分パラミロンが胃がんマウスに効果
東大とユーグレナ(本社:東京都港区)の共同研究チームは7月1日、微細藻類ユーグレナの乾燥粉末を胃がんを自然発症する遺伝子改変モデルマウスに投与したところ、ユーグレナは将来胃がんに進展すると予想される胃粘膜の炎症を抑制。また転移や悪性化に関連する、サイトカインやケモカインなどの遺伝子の発現も抑えれたと発表した。
今回の研究は胃がんそのものを抑制するかどうかを観察したものではないが、ユーグレナの摂取により、がんの発生や進展を遅らせることができれば、がん患者の生存率を向上させるものと期待される。
野村不動産 中国・上海市に現法,海外事業拡大へ
野村不動産(本社:東京都新宿区)は7月1日、中国・上海市で現地法人「野村房地産諮詢(上海)有限公司」(以下、NRES)を設立したと発表した。業務開始日は7月1日。所在地は上海市静安区。
同社は2028年3月期までに海外事業で約3,000億円の投資を計画。海外事業の利益比率を15~20%まで拡大する方針を掲げ、中国を重点対象国に位置付けている。
物流用ドローンと連携する地上配送ロボを共同開発
スマートロボティクス(本社:東京都千代田区)とACCESS(本社:東京都千代田区)は6月30日、ドローンポートから個人宅の玄関先までの配送を行うことができる地上配送ロボット(UGV)の試作機を共同開発したと発表した。
両社は今回の試作機の開発を機に共同でUGVの研究開発を進め、物流用のドローンの社会実装におけるドローンポートから個人宅の玄関先までの配送課題の解決に取り組む。
川崎重工 マレーシアでガスコージェネS運転開始
川崎重工は6月29日、マレーシアの大手化学会社Malay Sino Chemical Industries Sdn.Bhd.が新設するガスエンジン コージェネレーションシステム向けにカワサキグリーンガスエンジン「KG-12」2基を納入し、工場内で使用する電気・蒸気・冷温水供給のための自家発電設備として2021年2月より運転を開始したと発表した。低炭素・脱炭素に向けた取り組みの一環。
同システムは、マレーシアのエンジニアリング会社Sime Darby Energy Solutions Sdn.Bhd.が受注し、川崎重工は主要機器の定格発電出力5.2MWのカワサキグリーンガスエンジン「KG-12」2基(計10.4MW)および発電機の供給と据付指導、試運転指導を担当した。
出光 さいたま市とゼロカーボン実現へ連携協定
出光興産(本社:東京都千代田区)は6月29日、さいたま市とゼロカーボンシティ(2050年二酸化炭素排出ゼロ)実現に向けた再生可能エネルギー等の利活用推進に関する連携協定を同日締結したと発表した。
同協定は両者が環境・エネルギーの分野で相互に連携・協働し、さいたま市内の再生可能エネルギーの利活用を推進する取り組みで、市内の各家庭で発電した卒FIT電力の買い取りや太陽光発電システムのメンテナンスといったサービス展開を計画する。
また、市内の卒FIT電力や市内で発電した再生可能エネルギーの、地産池消を推進する。併せて、出光興産子会社のソーラーフロンティアとNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が共同研究中の、太陽光パネルリサイクル技術の適用についても検討を進め、循環型社会の実現を目指す。
「丸亀製麺」フィリピンに2店舗開業,16店舗目
トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区)は6月28日、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」が、5月にそれぞれフィリピン・マニラ首都圏の中心部と同ベイエリアに合わせて2店舗をオープンしたと発表した。
この結果、丸亀製麺の展開店舗はフィリピンでは16店舗、海外全体では11カ国・地域で計238店舗となった。
東急と三菱地所 ベトナム分譲マンション7月より入居
東急と三菱地所レジデンスは6月30日、ベトナム・ビンズン省で進めていた分譲マンション「SORA gerdensⅡ」が5月に竣工、7月より入居を開始すると発表した。これは両社が、東急の子会社でビンズン省の省都ビンズン新都市の開発を手掛けるべカメックス東急とともに、2018年10月に合弁会社「BTMJR
INVESTMENT LIMITED COMPANY」を設立し進めてきた高層マンションプロジェクト。2015年に竣工済みの「SORA gerdensⅠ」と並び、ビンズン新都市の玄関口に位置する。
地上24階建て全557戸の分譲マンションで、すでに富裕層や外国人向けに9割が成約済み。1階に商業区画を設け、4階の共用施設にはプールやBBQ広場、キッズパーク、ジム、サウナやゲストルームを供えている。また、ビンズン省で初めて全戸へのスマートホームシステムを導入、スマートフォンから玄関扉や家電製品の遠隔操作が可能。
ビンズン省はホーチミン市の北部に隣接し、ホーチミン市、ハノイ市に次いで3番目となる約4,000件の外国直接投資(FDI)誘致実績を誇る。現在約260万人の人口を擁している。
スカイマーク 7月下旬の運航率95%に上昇
スカイマークは6月30日、7月の運航率が83.1%と6月に比べ22ポイント上昇すると発表した。7月の当初計画比の減便数は979便にとどまり、6月の1,782便から大幅に改善する。とりわけ7月21~31日は運航率を95.1%までの引き上げを見込む。
コロナウイルスのワクチン接種が進む中、夏休みと重なる7月22~25日の4連休などで観光や帰省の需要が高まるとみている。
岩谷産業 バイオマス発電,グリーン液化水素事業検討
岩谷産業は6月30日、5万KWのバイオマス発電およびグリーン液化水素製造の事業化に向けた検討を開始したと発表した。この事業ではPKS(パームやし殻)および木質ペレットなどのバイオマスを原料とした発電設備と、これらのバイオマスから水素を製造し、-253℃まで冷却して液化する設備を併設する計画。
水素の製造液化で要する電力は再生可能エネルギー、バイオマス発電から給電することでグリーンナ液化水素製造・供給することが可能。同社はこれまでこれらの事業に関する知見を積み重ねてきており、今回両事業を融合し、日本初のグリーン電力およびグリーン液化水素の供給を目指す。
GSユアサ インドネシアに産業用蓄電池販売会社設立
GSユアサ(本社:京都市南区)は6月30日、インドネシア・ジャカルタに産業用蓄電池等の販売とメンテナンスを行う合弁新会社「PT.YUASA INDUSTRIAL BETTERY INDONESIA」を2021年4月に設立したと発表した。
新会社はGSユアサ、GS Yuasa Siam Industry Ltd.(所在地:タイ・バンコク)およびPT.Santi Yoga社(所在地:インドネシア・ジャカルタ)の出資からなる合弁会社。インドネシアを中心に鉛蓄電池の販売事業を展開するPT.Santi Yoga社より同社の産業電池事業を譲り受け、2021年7月から事業を開始する。
GSユアサが持つグローバルな産業電池事業の基盤と、PT.Santi Yoga社が培ってきたインドネシア国内の磐石な販売基盤を融合させることで、新会社は2025年に20億円の販売を見込む。
三菱電機 ブレーキ部品も不正 前機種の検査結果流用
三菱電機は6月30日、鉄道車両向けの空調機器に加え、鉄道車両向け空気圧縮機ユニットの一部でも検査不正があったと発表した。同社によると、空気圧縮機ユニットは鉄道のドアの開閉やブレーキの操作で使われている。一部の検査で、前の機種の検査結果を流用していたという。28日に社内調査で発覚し、不正の疑いがある製品の出荷は停止した。これまでに約100台を納入したという。
一連の不正について、原因究明や再発防止策をまとめ次第、「速やかに公表する」としている。また、他に同様の事案がないか調べるため、外部の弁護士を含む調査委員会をつくることも明らかにした。
JR東 検査不正の三菱空調9,800台導入,他のJR,私鉄も
JR東日本は6月30日、三菱電機の空調機器を新幹線や在来線に計約9,800台導入していると明らかにした。大半が検査不正の対象製品の可能性があるという。他のJRや私鉄の各社が不正の対象製品を導入していることも相次ぎ判明し、影響が広がっている。
JR西日本は計約6,100台、JR東海は計約3,800台で、不正に該当する機器の台数は調査中としている。JR九州も不正製品の納入があり、対象台数を確認しているという。私鉄では東武鉄道が不正対象の201台を導入していると明らかにした。
明治安田生命 シンガポールに現法,香港では清算
明治安田生命は6月30日、新型コロナウイルス感染症の影響により設立を延期していた「明治安田アジア・パシフィック」を2021年6月1日付でシンガポールに設立したと発表した。また、香港の現地法人「明治安田アジア」を解散および清算することを決めた。
アジア・パシフィック地域の市場調査力を強化するため情報集積地のシンガポールに現地法人を設立し、調査機能を香港から移管する。
今回設立した子会社、明治安田アジア・パシフィックの資本金は125万シンガポールドルで、同社が全額出資する。明治安田アジアの清算完了時期は2022年3月末の予定。
三菱地所 ジャカルタで大規模複合開発事業
三菱地所(本社:東京都千代田区)は6月30日、インドネシアの公民年金基金運用会社の国営企業PT Taspen(Persero)(以下、Taspen社)の不動産部門子会社PT Taspen Properti Indonesia(以下、Taspro社)と共同で、首都ジャカルタ特別州中心部の大規模複合開発事業「Oasis Central Sudirman」に参画すると発表した。
今回の案件はインドネシアにおける同社最大規模のプロイジェクトとなる。ジャカルタの目抜き通り、スディルマン通りのオフィスビル、分譲住宅、サービスアパートメント、商業施設等で構成される。同国でも有数の超高層ツインタワー物件。2024年着工、2028年ごろ竣工予定。
トランスコスモス シンガポールの2拠点の体制強化
コールセンターや電子商取引など手掛けるトランスコスモス(本社:東京都渋谷区)は6月28日、シンガポールの2拠点を活用し事業体制を強化すると発表した。2拠点の社名を、それぞれ「トランスコスモスインターナショナル」と「トランスコスモスゼロ」に変更し、ASEAN(東南アジア諸国連合)向けの営業、世界市場向けのシステム開発をそれぞれ強化する。
ヤマハ発と新明和 次世代小型航空機で共同研究
ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)と新明和工業(本社:兵庫県宝塚市)は6月29日、次世代小型航空機の共同研究を行うことで合意し、契約を締結したと発表した。
ヤマハ発動機は航空機分野で小型エンジン技術の応用について検討する。新明和工業は飛行艇をはじめとする各種機体開発で培った設計・製造技術を応用した小型航空機の概念設計・試作および試験・自動化技術の検証等に取り組む。
両社は今回の共同研究を通じ、次世代小型航空機の事業化の可能性を探るとともに、市場の反応等を参考に今後の方向性を検討していく。
LCCピーチ 最大の赤字219億円 7,8月予約回復傾向
関西空港を拠点とするLCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションの今年3月までの1年間の決算は、売り上げにあたる営業収入は前年より69%減少して219億500万円となり、最終的な損益が過去最大となる295億500万円の赤字だった。
新型コロナの影響で利用客が激減したため。決算が赤字となるのは3年連続で、2011年の設立以来最大。航空需要の大幅な減少に伴い運休・減便は長期にわたっており、6月だけでも国内線のおよそ65%が減便となっている。
ただ、7月以降はこうした局面打開へ動く。同社は7月1日に関西と北海道・女満別を結ぶ便を新しく就航させるなど積極的な路線拡大で利用回復を言う流したい考えで、7、8月の予約率は回復傾向にあるという。
中外製薬 米FDAが緊急使用許可の2医薬品を承認申請
中外製薬は6月29日、米FDA(食品医薬品局)が新型コロナウイルスの治療薬として緊急使用を許可した医薬品2点について、厚生労働省に承認申請したと発表した。承認申請したのは「カシリビマブ」と「イムデビマブ」。
これらを同時に投与することで新型コロナウイルスの働きを抑える中和抗体をつくり出す「抗体カクテル療法」という治療法で採用している。中外製薬によると、海外の治験では入院や死亡のリスクをおよそ70%減らす効果が確認されたという。
藻類由来の国産バイオジェット燃料で民間機初フライト
藻類もミドリムシと使用済みの食用油を原料とする国産バイオジェット燃料を利用した小型ジェット機が6月29日、民間機として初フライトし、鹿児島空港から羽田空港に到着した。ミドリムシを使った食品を手掛けるユーグレナ(本社:東京都港区)が燃料を開発した。製造過程で出る二酸化炭素(CO2)が化石燃料より少なく、航空業界の脱炭素化への切り札となる。小型ジェット機は個人投資家が共同保有するホンダジェットを使用した。
ユウグレナは2025年までに商業プラントを建設し、製造量を年間25万㌔㍑にまで拡大する計画。販売価格は現在の1㍑当たり約1万円から200円以下にしたい考えだ。
中国BYD 日本国内で23年にEVバス4,000台販売見込む
中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の日本法人、ビーワイディージャパン(所在地:横浜市神奈川区)は、日本国内でEVバスの販売を本格化する。同社はすでに2023年に日本国内で4,000台のEVバスの販売を見込んでいる。
脱炭素化を見据え、都市交通路線バス、貸し切りバス会社も模索を始めている。京都市に本社を置く京阪バスは2021年2月、BYD社の小型バス「J6」導入を発表している。計画ではJR京都駅と京阪七条、梅小路のホテルなどを結ぶステーションループバスを、路線丸ごとEVに置き換えるという。早ければ今年中に運行を開始する。
EVバス導入の最大のネックは価格の高さだった。だが、デーゼルエンジンと比較しても大きな差がなくなっている。BYDのコミュニティバスサイズの「J6」(定員25~31人)は1台1,950万円、大型の「K8」(定員75~81人)でも3,850万円。一方、日本国内メーカーのディーゼルエンジンの大型バスは2,000万円程度から。燃料代やメンテナンスのコストなども考慮すると、遜色ない水準だ。
日本のEVバス開発は遅れており割高だ。国土交通省が出している「電動バス導入ガイドライン」をみると、国内メーカーの場合は「コミュニティバス~大型」で6,000万~1億円、燃料電池車(FCV)で大型1億円となっており、EVバスではBYDの価格の安さが際立っている。
三井住友FG フィリピンのリサール銀行に100億円出資
三井住友フィナンシャルグループ(FG)はフィリピンの銀行大手、リサール商業銀行(RCBC)に出資する。出資額は約100億円で、発行済み株式の4.99%を取得する。RCBCが持つデジタル銀行は利用が拡大しており、ポストコロナを見据え、アジアの経済成長を取り込む。
インド日通 新たに3拠点で医薬品のGDP認証取得
日本通運は6月28日、インド現地法人、インド日本通運(以下、インド日通)が、4月を発効日としてインドのデリー、ムンバイ、アーメダバードの温度管理施設で、医薬品の適正な流通基準であるGDP(Good Distribution Practice)の認証を取得したと発表した。
インド日通では2019年にハイデラバードの国際航空貨物を取り扱う温度管理施設で、GDP認証を取得し、拠点運営を行っている。今回の3拠点GDP認証取得により4拠点体制となる。
今後は「世界の薬局」を標榜するインドで、製薬工場が所在する他の地域においても医薬品輸送ネットワーク拡大を進めていく。
自動車8社5月世界生産77.4%増 半導体不足足かせ
自動車の国内大手8社が6月29日発表した5月の世界生産台数は前年同月比77.4%増の162万4,834台となった。前年同月が新型コロナ禍で多くの工場が操業停止した反動で大幅増となった。ただ、コロナ流行前の2019年5月の水準には及ばなかった。世界的な半導体の供給不足が、今後の生産動向・伸長の足かせとなっている。
三菱電機 不正検査35年 鉄道空調で架空データ
三菱電機が鉄道車両向け空調機器の製造過程で、35年にわたり出荷前に必要な検査を怠ったり架空のデータを記入していたことが発覚した。同社は「安全性に問題はない」としているが、詳しい社内調査や顧客への説明に着手した。
空調機器は長崎製作所(所在地:長崎県時津町)で製造し、JRや私鉄など全国の鉄道会社に納入されていた。不正は少なくとも1985年から続いていたもよう。社内調査は現在使われている数百件以上が対象になるとみられる。
同社は今年6月中旬に不正を把握。実態を確認するため社内調査を始めていた。検査の不備が疑われる空調機器の出荷をすでに停止し、JRなど一部の納入先へ説明するとともに、経済産業省にも報告している。
エーザイ 香港で不眠症治療薬「デエビゴ」発売
エーザイ(本社:東京都文京区)は6月30日、香港の医薬品販売子会社Eisai(HongKong)Co.,Ltd.が、自社創製のオレキシン受容体拮抗薬「Daybigo(R)」(一般名:レンボレキサント、日本製品名:デエビゴ(R))について、成人の不眠症の適応で新発売したと発表した。2021年2月28日に香港で承認を取得しており、今回の新発売はアジア地域(日本を除く)における最初の発売となる。
デエビゴは日本、米国、カナダで販売されている。豪州、ブラジル、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイで申請中で、引き続き申請国を拡げていく予定。
全世界で成人の約30%が不眠症の症状があると推定され、香港では成人の35%以上の人が不眠症といわれる。
トヨタ 5月の世界生産83.4%増 コロナ禍の反動で
トヨタ自動車が6月29日発表した5月の生産・販売・輸出によると、世界生産台数は前年同月比83.4%増の67万1,097台だった。コロナ禍で前年同月は工場が稼働停止したため、その反動で大幅増となった。9カ月連続で前年同月を上回ったが、コロナ流行前の2019年5月(80万2,592台)の水準には回復していない。2021年5月の海外生産は93.0%増の46万9,429台、国内生産は64.3%増の20万1,668台だった。
三井化学 アールプラスジャパンに資本参加
三井化学(本社:東京都港区)は6月25日、アールプラスジャパンに資本参加したと発表した。同社は気候変動と石油系プラスチック問題を一体として取り組むべき重要な社会課題と捉え、使い捨てプラスチックを巡る課題に対して、バリューチェーン全体を視野に入れた①リサイクル戦略②バイオマス戦略に注力している。アールプラスジャパンおよび参加企業と連携し、使用済みプラスチックの再資源化に取り組み、PET樹脂等のリサイクル戦略の推進を図っていく。
三井化学と日立 AI活用のMI技術で新素材開発で実証実験
三井化学(本社:東京都港区)と日立製作所(本社:東京都千代田区)は6月28日、日立が開発した人工知能(AI)を活用したマテリアルズ・インフォマティクス(MI)技術を、実際の新材料開発に適用する実証実験を開始すると発表した。
この実証実験に先立ち、日立の開発技術と三井化学が提供した過去の有機材料の材料開発データで検証したところ、高性能な新材料の開発に必要な実験の試行回数が従来のMIと比較し約4分の1に削減され、開発期間を短縮することができることを確認した。
中国日通 生生物流と医薬品物流で業務提携の覚書
日本通運は6月25日、中国の現地法人、日通国際物流(中国)有限公司(以下、中国日通)が、生物(バイオ)系医薬品の輸送を中心に展開する中国の物流企業、上海生生物流有限公司(以下、生生物流)と5月27日に業務提携の覚書を締結したと発表した。
今回の業務提携を通じ、日本通運の中国国外のグローバルネットワークを活かした医薬品物流サービスを生生物流の中国国内の輸送ネットワークならびに保冷・定温の梱包技術を組み合わせることで、複数温度帯の海上混載輸送サービスやコールドチェーン一貫輸送サービス等を開発し、顧客ニーズに合わせたサービスを提供していく。
合同産業とリコー 山梨でマイクロ水力発電を開始
合同産業(東京本社:東京都中央区)とリコー(本社:東京都港区)は6月28日、地域の再生可能エネルギーの普及促進に向けて、上水道施設を利用したマイクロ水力発電を開始すると発表した。第一弾として「東部地域広域水道企業団施設内水力発電所」(所在地:山梨県大月市)を設置し、6月から発電を開始した。
今回両社が設置したのは上水道施設向けの出力19.8KWのマイクロ水力発電システム。年間発電量(予定)は約9万7,000KW/h。水車型式:ポンプ逆転水車。施工保守:和田電業社。発電した電気は東京電力パワーグリッドに売電される。
従来のマイクロ水力発電は、発電規模に対して費用対効果の面で課題があったが、両社がこれまでに培った技術や経験を活かし克服した。
三菱パワー 中国の江蘇沙鋼G向けGTCC受注
三菱パワーは6月25日、中国の大手製鉄企業グループ、江蘇沙鋼集団向けに、M701SDX形ガスタービンを中核とする高炉ガス焚き18万KW級ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注したと発表した。グループ企業の製鉄所内の高炉から排出されるガスを有効利用して工場内の電力の一部を賄うもので、運転開始は2023年を予定。
同発電設備は、上海から北西へ約100kmに位置する江蘇省蘇州市内の張家港市の張家港宏昌鋼板有限公司に納入する。今回受注したのはガスタービン、排熱回収ボイラー、蒸気タービン、発電機、ガスコンプレッサー、各種補機などで構成される。
セブン専用のNTTが設置の太陽光発電稼働開始
セブン&アイ・ホールディングスは6月28日、同グループ専用にNTTが設置した千葉県に設置した太陽光発電所が稼働開始したと発表した。今後20年間、首都圏のセブン-イレブン40店舗に電力を供給する。不足分はNTTが持つ別の太陽光発電所から供給を受け、対象店舗の電力はすべて再生可能エネルギーで賄う。
ヤマハ発動機 中国事業拡大へ蘇州での拠点拡充
ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は6月24日、中国におけるロボティクス事業の拠点、Yamaha Motor IM(Suzhou)Co.,Ltd.(YIMS)蘇州本社を、同じ蘇州工業園区内の新社屋に移転するとともに、人員を増強しロボティクス事業の多岐にわたる製品群を統合的に展示するショールームを同事務所に設置すると発表した。
昨年稼働した深圳新オフィス、ショールーム(所在地:広東省深圳市)と合わせ、今後はより充実した設備と環境で中国市場における事業の拡大を目指す。
蘇州の新社屋は延床面積約5,000㎡。各ビジネス部門のオフィスとショールームで迅速・的確なプロモーションができるほか、新規・既存ユーザー双方に向けたセミナーやトレーニングを実施できる施設を備えている。
貸し切りバス237社が事業休止・廃止 コロナ禍で
国土交通省の調査によると、新型コロナウイルスの影響を受け4月末時点で全国の貸し切りバス237社が事業の休止・廃止を国に届け出たことが分かった。内訳は休止が93社、廃止が144社。
貸し切りバス会社は日本国内に4,000社程度あるとされるが、長引くコロナ禍で継続を断念する事業者が増えている。訪日外国人が急減した2020年2月以降、「コロナ禍の影響」を理由とした届け出分を集計した。
地域別では関東が79社と最多で、九州(29社)、近畿(27社)、中国(22社)、中部(15社)と続いている。
三井不動産 中国・上海に海外初の駅ビル商業施設
三井不動産(本社:東京都中央区)は6月25日、中国・上海閔行(ミンハン)区に開発を進めている、海外初となる駅ビル商業施設の名称を「三井ショッピングパークららステーション上海蓮花路(レンファールー)」に決定したと発表した。同施設は2021年中に開業する予定。
ららステーション上海蓮花路は上海地下鉄1号線の「蓮花路」駅に直結している。同施設は地下1階、地上5階建て。延床面積は約3万1,000㎡、店舗面積は約1万6,500㎡。
上海では4月に浦東地区で開業した大型ショッピングセンター「三井ショッピングパークららぽーと上海金橋」に続く出店となる。
ロッテHD社長に玉塚氏が就任 創業家からバトン
ロッテホールディングスは6月26日、東京都内で定時株主総会を開き、経営トップの交代を決めた。新たに取締役に加わった元ローソン社長の玉塚元一氏が26日付で新社長に就任した。
総会では、昨年に続き創業家の兄弟間の長年の確執により、兄の重光宏之氏が会長兼社長の重光昭夫氏の取締役解任議案を株主提案したが、再び否決された。
鈴木修・スズキ会長が退任 経営トップに43年
スズキは6月25日、静岡県浜松市内で定時株主総会を開き、1978年の社長就任以来、43年にわたって経営トップを務めてきた鈴木修会長(91)が退任した。今後は相談役として経営を見守る。
塩野義ワクチン22年1月から最大6,000万人分供給可能
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)の手代木功社長は6月26日、開発中の新型コロナウイルスワクチンを生産・供給できる量が2022年1月から年間最大6,000万人分に倍増することを明らかにした。これまで生産能力的に3,000万人分としていた。
同社のワクチンは現在、第1、第2段階の臨床試験(治験)を国内で行っている。ワクチンの効き目などから供給量を拡大できる見通しになったという。
同社は提携先の医薬品製造会社、ユニジェンの岐阜県池田町の工場で生産設備を整備中。同社のワクチンは遺伝子組み換えタンパクワクチンと呼ばれるタイプ。すでにインフルエンザワクチンなどで実績がある技術。
TIS 中国AIoT企業、南京苗米科技と資本・業務提携
TISインテックグループのTIS(本社:東京都新宿区)は6月25日、中国のAIOT技術開発企業、南京苗米科技有限公司(Miaomi Technology、本社:江蘇省南京市、以下、苗米科技)と資本・業務提携したと発表した。
まず苗米科技の得意とする医療・介護分野で①中国国内の病院・介護施設に見守りサービスをSaaS型で提供②無線センシング技術を活用した認知症の共同研究-を推進する。
三井住友海上 中堅・中小企業向けの脱炭素経営支援
MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険は6月25日、中堅・中小企業向けの脱炭素経営支援を開始すると発表した。中堅・中小企業が脱炭素経営に取り組む意義やその進め方に関するアドバイス、二酸化炭素(CO2)排出量把握、削減目標設定等の支援を行う。

