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滋賀「あづち信長まつり」安土城跡周辺を武将らが練り歩く

滋賀県近江八幡市で11月17日、織田信長の居城だった安土城跡の周辺を戦国武将らに扮した人たちが練り歩く「あづち信長まつり」が行われた。この催しは織田信長の命日とされている6月に毎年行われてきたが、新型コロナウイルス禍で4年前に秋に移して、この時期に行われている。
今年は武者行列におよそ200人が参加した。行列には武将のほか、宣教師や着飾った姫に扮した参加者もみられた。

「関西将棋会館」が大阪・高槻市に完成 「西の拠点」に

大阪府高槻市のJR高槻駅西口前に完成した、新しい「関西将棋会館」の開館記念式典が11月17日に行われた。日本将棋連盟の羽生善治会長や谷川浩司十七世名人、藤井聡太竜王ら関係者が顔を揃えた。大阪市福島区にあった従来の関西将棋会館が老朽化したため移転したもの。
新会館は地上5階建てで延床面積2,000㎡。低層部は地域に開かれた場として、1階に将棋道場や物販のスペース、2階に多目的ホールや椅子対局室などを目置けている。3階には事務所などが入り、棋士ら関係者向けの4、5階には和室の対局室がある。
式典ではテープカットの後、羽生会長と谷川十七世名人が、特別対局室で”こけら落とし記念対局”を行った。12月3日から一般公開される。

江戸時代の江戸ー東京結ぶ東海道「五十七次」完成400年

大阪府枚方市・淀川河川公園で11月17日、江戸時代に幕府が、江戸と大坂を結ぶ東海道に57の宿場「五十七次」が完成させ、今年で400年になるのを記念したイベントが開かれた。東海道五十七次は江戸・日本橋から京都・三条大橋に向かわず、その手前で分かれ伏見、淀、枚方、守口の4つを合わせた「57」の宿場。江戸時代後期に各宿場の規模などを記した「東海道宿村大概帳」に記載されている。
会場には沿道の自治体や企業、団体などが特産品の販売や五十七次に関するクイズのブース、キッチンカーなどが並び、来場者らは買い物や地元グルメを楽しんだ。また、京都と大坂をつないだ淀川の水上交通への関心を高めようと、約60人が参加し大阪市中央区・八軒家浜船着場から船に乗り、同公園まで約3時間かけて淀川を上るツアーも行われた。
東海道の宿場の数については、浮世絵師、歌川広重が描いた「東海道五十三次」を取り上げたことで、「53」と広く知られるようになったもの。

山崎豊子さん生誕100年 堺・3会場で巡回パネル展

『大地の子』『白い巨塔』『沈まぬ太陽』など社会派小説で数多くのベストセラー作品を残した作家、山崎豊子さん(1924〜2013年)の生誕100年を記念し、山崎さんが半生を過ごした堺市で、執筆風景や書斎の写真などを展示した巡回パネル展が開かれている。市役所高層館(11月13日まで)、さかい利晶の杜(11月15日〜12月13日」)、西区役所(12月16日〜2025年1月10日)の3会場を巡回する。
山崎さんは大阪・船場の老舗昆布商の家に生まれ、新聞記者をしながら作家デビュー。後に堺市西区の浜寺公園近くに居を構え、終生、大阪で作家生活を送った。

日本の伝統的酒造り 無形遺産に ユネスコ評価機関が勧告

文化庁は11月5日、ユネスコの無形文化遺産に日本が提案している、日本酒や焼酎、泡盛などをつくる技術「伝統的酒造り」について、ユネスコの評価機関が登録を勧告したと発表した。12月2日から7日まで、南米パラグアイで開かれる政府間委員会で登録が決まる見通し。
評価機関は、日本の酒造りが職人と地域住民を結び、環境に持続可能性に貢献していることなどが、無形文化遺産の登録基準を満たしていると判断している。登録勧告の場合、同委員会では勧告通り登録を決めるのが通例となっている。