9900万年前の琥珀から絶滅鳥類のヒナを確認
中国地質大の国際研究チームが専門誌「ゴンドワナ・リサーチ」(電子版)に発表した論文によると、ミャンマーの地層から見つかった9900万年前(白亜紀)の琥珀(こはく)の中から、絶滅した鳥類のヒナがほぼ完全な形で見つかった。
羽根や骨格などが当時のまま残っており、原始的な鳥の姿が確認できる。鳥類の進化を探るうえでの貴重な標本という。
今回見つかった琥珀はキャラメルの箱ほどの大きさで、中に絶滅した原始的な鳥類、エナンティオルニス類のヒナと判明した。翼の部分にある前脚の指には爪が生え、くちばしには小さな歯があるなど原始的な特徴が残っていると指摘している。