150年ぶりに春日大社本殿前に綱吉が奉納した銅製の灯籠
奈良市の世界遺産・春日大社で9月1日、江戸幕府の五代将軍・徳川綱吉が奉納した銅製の灯籠(高さ約60㌢)が約150年ぶりに本殿前につり下げられた。
正確には、館林藩主時代に寄進されたもので、徳川家の葵も紋も施されている。傷みが激しくなり、明治以降は宝物殿で保管していたが、社殿などを20年に1度改修する「式年造替(しきねんぞうたい)」に合わせて修理した。
境内には平安以降の灯籠が設置され、綱吉との強い絆で知られた母・桂昌院が奉納した灯籠もみられた。