福井県勝山市出土の化石は新種恐竜「コシサウルス」
福井県立恐竜博物館は3月10日、同県勝山市の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から見つかった化石が、草食恐竜の新種のものと確認されたと発表した。同館は、北陸地方の古称「越国(こしのくに)」にちなんで学名を「コシサウルス・カツヤマ」と命名。化石は3月12日から同館で公開される。
化石は13本の歯が残る右上顎骨(長さ16.9㌢)や左大腿骨の一部(同11.7㌢)など5点で、2008年に発掘された。推定される全長は約3㍍で、3歳以上の幼体とみられる。