”トランプは嫌だ” これから試される民主党の実力、本気度

米国の中間選挙で上下両院とも民主党が過半数の議席を確保した。トランプ共和党の歴史的大敗の要因は、様々挙げることはできるが、結局はもう”トランプは嫌だ”、”うんざりだ”に尽きるのではないか。共和党はそのことに気付かずに、トランプ氏の独断的なアジテーションに終始し、自滅した。したがって、厳密にいえば民主党が勝利したのではないーーとの指摘さえある。
トランプ政権が独断的に、あるいは暴走気味に進めてきた様々な政策の転換など、民主党は結果として支持を得たことを強みに、トランプ大統領への弾劾訴追を含めた圧力を強めていかなければならない。戦費にではなく、物価高にあえぐ一般生活者目線の政策へ、中小事業者をも念頭に置いた大々的な関税の見直しなど、米国民は劇的な転換を望んでいるはずだ。
2年後の大統領選を展望すれば、民主党の”顔”となるリーダーが現時点では不在だ。オバマ元大統領やクリントン元大統領をもしのぐ、次世代の民主党の新たな”顔”だ。連邦政府の上下両院はじめ、全土の州知事、有力大都市の市長など民主党系にその勢力図も変わった。したがって、新たな顔は徐々に浮上してくることになるのだろう。これから民主党の実力、本気度が試される。

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