太閤検地より古い「指出検地」の記録見つかる

太閤検地より古い「指出検地」の記録見つかる

 兵庫県たつの市立竜野歴史文化資料館は7月16日、豊臣秀吉が行った「太閤検地」よりも古い「指出見地」(1585年)の記録が市内で見つかったと公開した。秀吉が指出検地を行ったことは知られていたが、記録が見つかったのは初めて。

 後の太閤検地が実際に土地を測量したのに対し、指出検地では測量せずに大名からの申請をそのまま追認、領地として与えていたことが分かり、秀吉の土地支配や、領地を与えた手続きを知る史料となるという。

 史料は「淡路二郡指出帳」で、縦約27㌢、横約20㌢。淡路島の津名と三原の2郡の記録。秀吉の直筆部分、朱印もあった。                  

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