長崎半島の白亜紀の地層から肉食恐竜の化石発見
福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)と長崎市教育委員会は7月8日、長崎半島(長崎市)の約8400万年前(白亜紀後期)の地層から肉食恐竜の歯の化石の一部2点を発掘したと発表した。肉食恐竜の化石は岩手県や福島県など12県で見つかっているが、長崎県では初めてで、同県に肉食恐竜が存在したことが明らかになった。化石は2点とも歯で、1点は高さ35.4㍉、幅26.8㍉、厚さ11.2㍉で、歯根側の約半分に当たり、これまで見つかった肉食恐竜の歯としては国内最大級。もう1点は高さ34.2㍉、幅13.6㍉。全長約7㍍を超える大型の肉食恐竜と推定されるという。