福井・勝山市でダチョウ型恐竜の化石発見、国内3例目
福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)は6月24日、勝山市内の発掘現場で見つかった化石が、ダチョウ型恐竜「オルニトミモサウルス類」の指先の骨と確認されたと発表した。同じ化石の発見は、群馬県神流町、熊本県御船町に次いで3例目。博物館の発掘チームが2008年8月に約1億2000万年前の地層から発見し、種類を特定する作業をしていた。前脚の指先とみられる35㍉と46㍉ほどの2片の骨で、ダチョウ型恐竜に特徴的な細長い形だ。ダチョウ型恐竜は、後ろ足が長く発達しており、俊敏な動きをしていたと推測されている。中国やモンゴルでの発見例が多い。