奈良・天理市で「ササン朝ペルシャ」の美術展
奈良県天理市の天理大学附属参考館で、3~7世紀にかけて現在のイランやイラクの西アジアの一帯を支配していた「ササン朝ペルシャ」の美術品を集めた特別展が開かれている。同展は11月26日まで。
同展は正倉院の宝物の源流の一つとされる、古代国家・ササン朝ペルシャの美術品およそ100点を集め展示している。現在のイランで見つかった「円形切子ガラス碗」や「鍍金裸体婦人文銀八曲長杯」などは、正倉院の宝物にも同じデザインのものがあるという。シルクロードを通って運ばれてきたものと考えられ、美術品を通して東西の交流があったことが分かる。