伏見稲荷大社で豊作祈る「田植祭」
京都市伏見区の伏見稲荷大社で6月10日、今年1年の豊作を祈る「田植祭」が行われた。
境内にある約300平方㍍の水田で、あかね襷(たすき)に菅笠(すげがさ)姿の女性らおよそ20人が、丁寧に苗を植え付けていく。この田植えが行われている傍らで、平安時代の衣装を身にまとった4人の女性が伝統的な神楽の演奏に合わせて「御田舞(おたまい)」と呼ばれる舞を奉納し、今年の豊作を祈った。訪れた見物客はこの伝統的な神事を熱心にカメラに収めていた。秋には収穫され、神前に供えられる。
田植祭は、五穀豊穣の神さまとして知られる同大社で毎年行われる神事。