大阪・茨木市で16世紀のキリシタンの墓跡

大阪・茨木市で16世紀のキリシタンの墓跡
 大阪府文化財センターは3月19日、大阪府茨木市の千提寺地区にある千提寺西遺跡で、16~17世紀ごろのキリシタンの墓とみられる長方形の穴2基が見つかったと発表した。千提寺地区は、大正時代に日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師、フランシスコ・ザビエルの肖像画(重要文化財)が発見されたことで知られ、戦国時代の敬虔なキリシタン大名、高山右近の旧領地だ。徳川幕府による1614年の禁教令以降も熱心な信者がいた地として知られている。ただ、今回のような墓の発見は初めて。これまでキリシタンの墓は大阪府高槻市の高槻城跡や、大分や長崎など全国でも5カ所ほどしかない。

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