7000年前の日本固有のカメの完全な頭骨化石 兵庫で発見
兵庫県三田市の県立人と自然の博物館は1月26日、同県洲本市の白亜紀後期(約7000万年前)の地層からウミガメの一首の祖先とされるカメの完全な頭骨の化石が見つかったと発表した。頭骨は高さ約7㌢、長さ約16㌢。日本固有種で、完全な頭骨の化石が見つかったのは初めてという。見つかったのは「メソダーモケリス」という種で、ウミガメの一種であるオサガメの祖先とされる。これまで北海道や兵庫県で甲羅や足の化石が見つかっていたが、完全な頭骨の化石は未発見だった。