龍馬暗殺直前 福井から帰京、滋賀の宿屋に記録
NPO法人京都龍馬会は9月21日、暗殺される直前坂本龍馬が、雪深い陸路を通って福井から京都に戻っていたとする記録が、滋賀の塩津(現在の長浜市)で宿屋を営んでいた林市郎の経歴書から見つかったと発表した。
坂本龍馬記念館(高知市)によると、龍馬は暗殺時に風邪をひいていたとされており、同館ではこの経歴書の信ぴょう性は高く、福井行きで体調を崩した可能性があるとしている。
経歴書によると、林は1867年、京都の近江屋で龍馬と面会、龍馬が福井からの帰路、雪深い琵琶湖西側の西近江路を通ったと聞いた。11月5日に福井出張から京に戻り、15日に暗殺された-などと記している。