高知で2年にわたる「幕末維新博」3/4開幕
大政奉還・明治維新150年を記念した観光博覧会「志国高知 幕末維新博」が3月4日、高知県で開幕した。2019年3月末まで2年にわたって県内全域で歴史を中心とした様々な企画展や関連イベントが開かれる。
同県では2010年に「土佐・龍馬であい博」などを開催、県外から435万人と過去最高の観光客を誘致しているが、今回県はこれを上回る年間集客数を目指している。
4日、高知城下で行われたオープニングセレモニーでは、高知市出身の女優の広末涼子さんが出席した。1年目のメイン会場となる高知城歴史博物館(高知市)では、坂本龍馬が暗殺される直前に書いたとみられる「新国家」の文字が入る新発見の書状を5月7日まで展示。土佐藩主・山内家に伝わる美術工芸品の展示や映像もある。
同博覧会では県内全域に「龍馬の生まれたまち記念館」や「中岡慎太郎 館」など計20の地域会場を設けており、歴史に加えて高知の食や自然を一体で楽しめる周遊プランを設定。観光客に県内各地に足を運んでもらう仕掛けづくりをしている。