関東大震災の地震計の記録紙をウィーンで発見

関東大震災の地震計の記録紙をウィーンで発見
 1923年に発生した関東大震災を、世界にいち早く知らせたとされるウィーンのオーストリア気象庁に、当時の地震計の記録紙が残っていることが3月10日、分かった。内閣府の資料によると、関東大震災は23年9月1日午前11時58分に発生。地震の規模はマグニチュード(M)7.9と推定され、約10万5000人が死亡した。
 オーストリア気象庁には、地震発生から約12分後(オーストリア時間同日午前4時10分すぎ)に地震の初期微動(P波)が到達して地震計の針が揺れ始め、その後主要動のS波も記録されるなど、振幅の大きな波形が続いている。同気象庁は2011年3月11日の東日本大震災でも、地震発生から約12分後に地震波を観測している。

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