箸墓古墳と西殿塚古墳は土木技術に違い

箸墓古墳と西殿塚古墳は土木技術に違い
 考古学、歴史学の15の団体の研究者らは2月20日、宮内庁が管理する箸墓古墳(奈良県桜井市、3世紀)と西殿塚古墳(同県天理市、3~4世紀)を初めて立ち入り調査した結果、両古墳には土木技術上の違いがみられ、強度などから箸墓が先に築造された可能性が高まったことを明らかにした。日本考古学協会の森岡秀人理事は「2つの古墳の段築の傾斜などを詳しく比べ、西殿塚の方が工学的に強度を重視した構造で、築造された順番を実感できた」としている。

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