稲荷山古墳から出土の鉄剣を刀匠らが7年かけ再現

 5世紀後半の稲荷山古墳(埼玉県行田市)から出土した国宝「金錯銘鉄剣」を、刀匠や刀剣研師らが、当時の刀に関する資料などをもとに7年間かけて再現し、11月13日、埼玉県庁で完成品を披露した。この鉄剣は1968年に出土。78年のエックス線撮影で115文字の銘文が刻まれていたことで、一躍有名になった。この再現作業は2007年から、米ニューヨークのメトロポリタン美術館武器武具特別顧問の小川盛弘氏を代表とする6人の制作グループにより進められていた。

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