宮内庁 陵墓の調査現場を公開 淡輪ニサンザイ古墳

宮内庁 陵墓の調査現場を公開 淡輪ニサンザイ古墳

宮内庁は12月5日、陵墓として管理する大阪府岬町の前方後円墳、淡輪(たんのわ)ニサンザイ古墳(5世紀半ば)の発掘現場を、報道陣と日本考古学協会など16学会の研究者に公開した。同古墳の墳丘が発掘されるのは初めてで、埴輪列や葺石などが出土し、実態解明につながるという。同古墳は、同庁が11代垂仁天皇の皇子の墓に指定。だが、海に近い立地や周囲の古墳との関係などから、被葬者は朝鮮半島との関わりが深い大豪族・紀氏とする説が有力とされる。

 

前に戻る