宇喜多秀家自筆と伝わる和歌初公開 岡山・光珍寺で法要
岡山城を築城した戦国大名、宇喜多秀家の命日の11月20日、菩提寺の光珍寺(岡山市)で没後360年の慰霊法要が営まれ、参列者ら約30人が宇喜多家と家臣の遺徳をしのんだ。
法要後には今年5月、同寺が入手した宇喜多秀家自筆の和歌と伝えられる短冊2枚が初めて公開された。公開された和歌は「御菩提のたねや植えけん此寺にみのりの秋そ久しかるへき」など。
宇喜多秀家は豊臣秀吉の治世下、五大老の一人で、岡山の街づくりの礎を築き、備前宰相と呼ばれた。1600年の関ケ原の戦いでは西軍の副将となり、敗れた。その後、1606年八丈島に流された。