女性城主・井伊直虎の木像、浜松市・龍潭寺に奉納
戦国時代、現在の浜松市北区周辺を治めた女性城主・井伊直虎の姿をかたどった木彫像がこのほど、井伊家の菩提寺、龍潭寺(浜松市北区引佐町)に奉納された。
法衣(ほうえ)を身にまとった座像で真正面を見つめる凛々(りり)しい表情が印象的。高さ49㌢、幅41㌢、奥行き25㌢。5本の杉を組み合わせた寄せ木造りで、同市在住の彫刻家の池谷雅之さん(61)が4カ月かけて制作した。12月28日から展示されている。
没落寸前の井伊家を守り抜いた直虎は、2017年放送のNHK大河ドラマのヒロインになる。ただ、その容姿を伝える史料は残っていない。