奈良・興福寺 五重塔、三重塔を初の同時特別公開
奈良・興福寺の五重塔が6年ぶりに特別公開されている。また、例年7月7日の1日だけ公開されている三重塔も同時公開されている。2塔が同時公開されるのは初めて。いずれも初層が特別公開されている。10月10日まで。
国宝・五重塔は高さがおよそ50㍍で、奈良時代に創建された後、焼失。現在の塔は室町時代に再建されたもの。五重塔の一番下の階にあたる初層には東西南北の方面に薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩が安置され荘厳な雰囲気を醸し出している。
一方、三重塔は高さ19㍍の優美な塔だ。興福寺では北円堂と並んで最も古い鎌倉時代の建物で、中に安置されている弁財天座像などが拝観できる。