埼玉の遺跡で国内最古の漆の採取跡 縄文中期

埼玉の遺跡で国内最古の漆の採取跡 縄文中期

 さいたま市は5月8日、同市の南鴻沼(みなみこうぬま)遺跡で、漆の樹液を採取した跡が残る木が出土し、年代測定の結果、4903~4707年前で、国内最古となる縄文時代中期後半の漆の木と発表した。これまでの例を500年以上遡る発見。市によると、漆の木は長さ113㌢、太さ2.5~3.5㌢。表面に10~15㌢間隔で1周するように計9本の筋状のかき傷があり、石器で採取したとみられる。同時期に作られた漆器も出土した。

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