北斎479作品集め「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」
世界的にも名高い葛飾北斎の、国内外の名品、近年発見された作品、初公開作品など479作品を集めた「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が1月17日、東京・六本木ヒルズ森タワー(52階、森アーツセンターギャラリー)でスタートした。3月24日まで。1月29日、2月19日、同20日、3月5日は休館。
今回展では、20歳から90歳ごろまでの長きにわたる北斎の絵師人生を、作風の変遷と主に用いた画号によって6期に分けて紹介している。①勝川派の絵師として活動した春朗期(20~35歳ごろ)②勝川派を離れて肉筆画や狂歌絵本の挿絵といった新たな分野に意欲的に取り組んだ宗理期(36~45歳ごろ)③読本の挿絵い傾注した葛飾北斎期(46~50歳ごろ)④多彩な絵手本を手掛けた戴斗期(51~60歳ごろ)⑤錦絵の揃物を多く制作した為一期(61~74歳ごろ)⑥自由な発想と表現による肉筆画に専念した画狂老人卍期(75~90歳ごろ)の6期で、その壮大な画業を通覧できる。
北斎の時期別の主要作品を網羅、紹介するとともに、新たな北斎に出会える機会ともいえるのではないか。