京都府などが「琳派400年記念祭委員会」を設立

京都府などが「琳派400年記念祭委員会」を設立

 京都府、京都市、公益財団法人京都文化交流コンベンションビューローなどは6月2日、本阿弥光悦と俵屋宗達が創始したとされる琳派の魅力を発信するため、「琳派400年記念祭委員会」を設立した。

 2015年は光悦が徳川家康から京都市北区鷹ヶ峰の地を拝領してから400年にあたる。京都の美術館や博物館で展覧会などを開く。琳派のデザインを生かした工芸品の展示やファッション展を企画し、食品などの開発にも協力する。

 同委員会の代表を務める村田准純一・同コンベンションビューロー理事長は「文化的な価値を世界に伝えていく」と語っている。琳派は江戸時代に発展した絵画などの流派で、大胆な構図や金や銀を使った装飾的な画風が特徴。代表的な作品として宗達の「風神雷神図」などが知られている。

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