京都「清水の舞台」支える最奥部の柱9本の修理開始

京都「清水の舞台」支える最奥部の柱9本の修理開始
 京都市東山区の清水寺で6月18日、国宝の本堂にある「清水の舞台」を支える柱の修理が始まった。総事業費約40億円の大規模修理の一環。8月中に終わる予定で、工事中も拝観できる。修理の対象は柱168本のうち最奥部の9本で、根元が湿気で腐ったり虫食いの被害に遭ったりしているという。京都府教育委員会によると、9本は約380年前の再建時のもの。直径は60~80㌢、長さは最長14㍍。根元部分をそれぞれ30~90㌢切り取り、そこに新しい木材を差し入れて継ぎ足す「根継ぎ」という工法をとる。

前に戻る