不動明王立像など運慶、快慶の仏像群が国宝に
文化審議会は2月27日、鎌倉時代に活躍した仏師、運慶の「木造不動明王立像」や快慶の「木造騎獅文殊菩薩像」などの仏像群と、平安時代から明治時代の史料「醍醐寺文書聖教」の計3件を国宝に指定するよう下村博文文部科学相に答申した。このほか、江戸時代の絵師、狩野探幽の「紙本金地著色四季松図」や、福島県いわき市の長福寺が所有する鎌倉時代の「木造地蔵菩薩坐像」など50件を重要文化財に指定することも求めた。近く答申通り指定され、美術工芸品の国宝は871件、国宝を含む重要文化財は1万524件となる。