三井住友フィナンシャルグループ(FG)は7月6日、インド大手ノンバンク、フラトン・インディア・クレジット・カンパニーの株式74.9%を20億米ドル(約2,213億円)で取得し、子会社化すると発表した。
アジアの新興国で事業を拡大する戦略の一環。買収を通じて個人や中小企業融資に力を入れる。
シンガポールの政府系投資会社テマセクの子会社から、インド・ムンバイに拠点を置くフラトン・インディア・クレジット・カンパニーの株式を取得する。インド政府の許認可を得るため年内の取引完了を目指す。一定期間を置いて残りの25.1%の株式も譲り受け、最終的に100%子会社化する。
三井住友FGがインドで金融機関の過半数株式を取得する大型買収を実施するのは初めて。