イコモスが25~26日,遺産登録候補の群馬・富岡を現地調査
文化庁は、国際記念物遺跡会議(イコモス)の調査員が9月25日から2日間の日程で、2014年の世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を現地調査すると発表した。イコモスは国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関。調査員は中国人の絹産業の専門家で、富岡製糸場などを訪れ、施設の保全状況などを確認する。現地調査を踏まえ、イコモスは来年5月上旬ごろ、世界遺産に登録すべきかを勧告する。ユネスコは勧告を受け、同年6月ごろに開く世界遺産委員会で登録の可否を決める見通しだ。